《俳句ポスト》佳作=人・夏井いつき選
「ギリシャ」
星月夜ボロスの魚(うを)の大量死

楓摩ゆみとアニマルライツ、アニマルウェルフェア



楓摩ゆみと俳句、動物俳句



2023年以降紙媒体、インターネットに掲載された動物俳句20句をまとめました。2023年以降の投稿で動物俳句の特選はありません。
2023年
〈落葉山帰る道なき飼ひ兎〉
佳作・山下幸典選・2023年4月掲載
〈コンテナより顔出す廃鶏春の風〉
佳作・池田琴線女選・2023年6月掲載
以上、『俳句四季』の掲載作
2024年
〈実験施設コンクリ色の猿寒し〉
【人】夏井いつき選・2024年3月掲載
以上、『俳句生活』の掲載作
〈雄ひよこは左雌ひよこは右こどもの日〉
佳作・ねじめ正一選・2024年4月掲載
以上、『サンデー毎日』掲載作
〈母叔母雛みな天国の花見客〉
佳作・夏井いつき選・2024年5月掲載
〈蜂に誤射されて泣き泣き帰りけり〉
佳作・夏井いつき選・2024年6月発表
「岡山県/つやま自然のふしぎ館」
〈博物館に胎児とピラニア夏休〉
並選・夏井いつき選・2024年8月発表
〈そこここに鴉の眼光墓参〉
佳作・夏井いつき選・2024年10月発表
「アメリカ」
〈大量死の鳥に色鳥混じりをり〉
並選・夏井いつき選・2024年10月発表
「ギリシャ」
〈星月夜ボロスの魚(うを)の大量死〉
佳作=人・夏井いつき選・2024年11月発表
〈連れ去らるる五頭の子牛秋の暮〉 入院中作品
佳作・夏井いつき選・2024年12月発表
「子豚の叩きつけ」
〈冬あたたか子豚やうやく眠りけり〉
並選・夏井いつき選・2024年12月発表
以上8句、「俳句生活」と「俳句ポスト」の掲載作
2025年
〈げに平和千鳥にも逃ぐる為の羽〉入院中作品
【人】夏井いつき選・2025年1月発表
〈鶏の佳き立ち姿軒氷柱〉入院中作品
並選・夏井いつき選・2025年1月発表
「オスひよこ殺処分」
〈雪催い仕事をやめぬマセレーター〉入院中作品
【人】夏井いつき選・2025年2月発表
〈良き農場に子牛生まるる四温かな〉入院中作品
【人】夏井いつき選・2025年3月発表
〈春泥を豚の子一歩二歩三歩〉
【人】夏井いつき選・2025年4月発表
〈子牛小屋ですることもなし夜の秋〉
並選・夏井いつき選・2025年8月発表
〈鶏の頚捩づる男や終戦日〉
並選・夏井いつき選・2025年9月発表
〈鳴兎眼にいつぱいの朝の露〉
並選・夏井いつき選・2025年10月発表
以上8句、「俳句生活」と「俳句ポスト」の掲載作
『俳句四季』での動物俳句の選外率の高さ
2023年、『俳句四季』に動物俳句をたくさん投稿しましたが、佳作を二句頂いただけでした。前の年の選内回数と比べてあまりにも少ないので、畜産動物の俳句だからだめなのかと思いました。半年間、選外が続いた為、さすがに私もその異常さに気付きました。詠んではいけないものを私は詠んでいるのだと分かりました。2024年、私は紙媒体を捨て、ネット投句に切り替えました。ダメだろうと思っていた実験動物の句を、夏井いつき先生が〈人〉に選んで下さいました。動物俳句を出せるところがあると知って嬉しかったです。紙媒体で入選した動物俳句は1年と少しの期間で3句だけ。ネット投句では2年間で17句入選を頂きました。選者は全て夏井いつき先生です。


