【自分用に書いた記事/新装開店病院 新血液内科病棟物語】エピソード1 無菌室から無菌室へ | 世界畜産動物福祉ランク最下位Japan、遅れ過ぎやろ?!《元ナースの動物愛護と白血病のブログ》

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毎日の入院生活の記録より少し面白いエピソードをピックアップ


旧血液内科病棟の無菌室に、2025年元日の朝9時までいました。新病棟に移動してからカオスが始まります。新血液内科病棟についての少し面白いエピソードを書きます。振り返ればなかなか経験できないことをたくさんしたのでフィクション抜きのドキュメンタリーなエピソードを書いて行きます。もう終わった事なので物語として面白がって下さい(笑)。



2025年1月1日 リニューアルした血液内科病棟無菌室へ車椅子で運ばれました


【新装開店病院 新血液内科病棟物語】 

Episode 1 無菌室から無菌室へ『元日、大阪に新病院オープン!無菌室患者、人混みを通過して新病棟の無菌室へ引っ越す』



📝このエピソードの元の〈元日の記録〉はこちら

https://note.com/chibi1day/n/nf808319a6a38





Episode 1 無菌室から無菌室へ



2025年1月1日、午前5時40分、新しい病院へ引っ越しする前の血液内科病棟無菌室で目を覚ました。消灯時間内で無菌室は暗く、空調機がうるさかった。これが私の新年最初の景色だった。


今日は新しい病院に旧病院から全患者、全職員が引っ越しをする。午前9時に患者の移動が始まる。この1番目に病棟を出て行くのが、私だった。無菌室の一番若い室番号の部屋にいたからだ。


午前9時、私は無菌室の中で、一枚羽織り、手荷物を2個持って車椅子に乗った。マスクは平素から着用していたからもちろんつけていた。大きい荷物は業者さんに預けた。車椅子を押して下さるのも見知らぬ業者さんだった。私は無菌室から廊下へ出された。


廊下には人が沢山いて、両側から人に見られながら、私の車椅子は進んだ。この様子にカメラを向けて撮影している男性がいた。私はニット帽をさらに深く被り、身を小さくして、〈何に使うのか知らないが、いい絵なんか撮らしてやるものか〉と思った。


私を見送った人々の中に、病棟の師長さんがいた。私が病院からスマホを修理に出す際、ロック解除の暗証番号をお伝えした方だ。暗証番号の由来が『アラビアンナイト』だったので、それを私は師長さんにしなくてもいいのに簡単に説明した。あの時の師長さんの姿をはっきりと見た。これがお別れの景色だとは、その時の私は知らなかった。


新病院に移るまで私の夜勤の担当だった看護師さんと会えるのは、この病棟が最後だったとあとで知る。数日後に分かる事だが、この血液内科病棟から11人が新病院の新病棟に異動した。数人の看護師さんがいなくなった。1人は退職するため有給消化に入った。


私はエレベーターに乗せられ、屋外へ出、新装開店した病院の正面玄関からエントランスホールへ入った。背広姿や正装した人達でそこはごみごみしていた。私は「無菌室から無菌室へ移動する感じでいて下さい」と、主治医から言われていた。身を縮めて、人混みの側を通過した。そして、エレベーターに乗せられ、新病棟の廊下を通過して、無菌エリアに連れて来られた。無菌室の外に無菌エリア扱いの廊下があった。私は幾つかある中の一つの無菌室の中へ運ばれた。


このあとは、新病棟に先に来ていた看護師さんたちが私の部屋をバタバタと出入りする。この職員たちのバタバタぶりは1月じゅうずっと続く。業務用のスマホのようなもので、いちいちバーコードのようなものを読み取らないと仕事ができないのだが、病院が変わって機種も変わったらしい。暫くは、読み取りに手間取って仕事を始められない看護師の姿を、患者は見なければならなかった。


旧血液内科病棟の看護師さんたちが、普段していた事を新病棟でしなくなったのには驚いた。その中の一つが下剤攻撃。イレウスにならないように、便秘になると鬼のように下剤をかけて来た血液内科の看護師さんたちがそれを忘れてしまっていた。それくらい、新病棟のスタッフが浮足立っているのを見て、私は皆が慣れるまで待たないと仕方ないのかと思った。


新病院には他の旧病院(本院)から異動して来た看護師もいた。私の部屋に来られると、知らない顔なので緊張した。


元日は昼食として、おせち料理と小豆粥が出た。後で知るのだが、旧病院では病院の厨房が病院食を作っていたが、新病院では業者委託になったらしい。


病棟を移ったこの日、主治医は休みだった。日直の医師の指示で、私は採血され、抗生剤の点滴をされた。病院の人混みを通ったので、予防的に1日2回の抗生剤の点滴をすると説明された。無菌室から無菌室へがこんなにヤバイ事だとは、私は知らなかった。


病院を移るだいぶ前に4日間の抗ガン剤点滴が終わっていて、抗ガン剤に叩かれた血球数が全部減っている。だから、感染しやすい。だから、無菌室に入れられている。


私はデータを見てないので、どれくらい深刻なのかが分からない。少しくらい外に出たってと思う。データを見てないから、そんな脳天気な事が思える。


元日から、退院するまでの13日間、私は無菌室暮らしで無菌エリア(廊下を含む)から一歩も出られなかった。






✰これはノンフィクションです。




画像/Pinterest





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この記事はnoteにも同時投稿しています。

https://note.com/chibi1day/n/n0ec5516a1874






追記5/11

1月3日の記録によると、新無菌室に移ったがゆえの水問題が勃発していました。次回は水問題について書きます。