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2024年02月25日日曜日
大阪府の夜明け
小さなポエム🐤
雨のように女の子は泣いていた
楓摩ユミ
「玉子下さい」
女の子はお金を差し出した
「はい、おまけのひよこだよ」
卵屋さんがひよこを一羽女の子にあげた
ひよこは女の子の上着の中で
おとなしくしていた
女の子はひよこを連れ歩いた
そして、途中の空き地に卵を全部捨てた
女の子は家に辿り着いた
そして、お母さんに嘘をついた
「ひよこを貰ったの」
お母さんはダンボール箱と毛布で
ひよこの家を作ってくれた
女の子はひよこの頭を撫でた
小さな骨の感触が掌に残った
翌朝
女の子はひよこの家を訪ねた
ひよこは毛布の中で眠っていた
外は雨だった
幾ら待ってもひよこは目を覚まさなかった
女の子は
ひよこを両手にのせて
お母さんと家を出た
そして
団地のベランダの下の土に
ひよこを埋めた
女の子はいつまでも泣いていた
あれから何十年も経った今も
雨のように女の子は泣いていた
あの子が
殺処分を免れた孵化場のオスひよこだったのだと知る日まで
泣き続けていた
(2024/02/20 06:39 第一稿)
《フランス語訳🍫🍨》
La fille pleurait comme la pluie
“S'il te plaît, donne-moi un œuf”
La jeune fille lui tendit l'argent
“Oui, un poussin supplémentaire”
Le marchand d'œufs a donné un poussin à une fille
Dans une veste de fille,
Le poussin était silencieux
La fille portait le poussin avec elle
Ensuite, j'ai jeté tous les œufs dans un terrain vague en cours de route
La jeune fille est arrivée à la maison
Et j'ai menti à ma mère
“J'ai un poussin”

🎧
https://youtube.com/shorts/roCVq9T-JbM?si=Dh7t3m2YzdVeyxYP




