私が32年前にアメリカの大学院に無料で通えるプログラムの説明会に参加した時、説明をしていた男性が「アメリカはとにかく広く人口が多いので、個人差が激しい。そのため、ここにいる参加者がどこの大学に派遣され、どんな学生や’教授と出会い、どんな経験をするかは本当にひとりひとり違うと思う」というようなことを言いました。とにかく「一般的な答え」というのがないというのがその人の言い分でした。
これは私が32年アメリカで生活し、教育に関わり、子育てをしていく中でごくごく自然な言い分だとは思うのですが、留学プログラムとか教員派遣ブログラムなどの説明会でこれを言ってはいけないと考えるようにもなりました。
初めて行く場所、初めての経験の前に、経験者に話を聞きたいと思う人は多いでしょう。私も実際に多くの方に講演会や説明会でたくさんの質問を受けました。その時に「人や学校(場所)によって違いますから、一概には答えられませんね」と言ってはいけないと思いました。とはいえ、研究者の立場としては、自分が経験した狭い世界の中だけでは「一般化した回答」もしにくいというのも事実です。
私が日本に帰国し、アメリカに駐在する方、教育移住したいと思っている方、アメリカの大学に進学したいと考えている方から相談を受けることもあるかもしれません。
その時は自分自身の子育ての経験とは切り離して、お話ができたらいいなと思っています。
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