昨日(日曜日)のランチの時、娘が「頭が爆発しそう。ひとつのことに集中できないの。」と言って辛そうにしていました。

朝起きて、すぐにバレエのお稽古に行って帰ってきてシャワーを浴びたらすぐご飯。

送迎してもらって、帰ってきたらご飯ができていて、なんて幸せ者なの? と思いますが、次々とやらなくてはいけないことがあって本当に頭が爆発しそうなのでしょう。

 

私はアメリカの大学院に入ってから、やっとひとつのことに集中すること、特に時間をかけて大量の読み物を読む時には集中力が一番大事だということを学びました。学んだというより体感したという方が合っているかもしれません。

最初の頃は、読んでも読んでも目が泳いでしまうというか、気が散ってしまい、さらに今のようにわからない単語が出てきたらGoogleなどのオンラインで調べることもできず、辞書を引いている間に前に読んだ内容が吹っ飛んじゃったなんてこともありました。集中力がついて速読ができるようになったのは、大学院3年目くらいだったと思います。

 

だから娘が「宿題が多すぎて、他のテストの勉強もしなくてはいけないと思うと集中できない」というのはよくわかります。しかも大学院の課題と違って、高校生はまったく関連のない科目の読み物を大量に読んで宿題をこなしていかなくてはいけないので、途中で他のことをしたらもうアウトですよね。でも時間は有限だから、ひとつをやり遂げるまでやったら、ほかのことが全然できなかったなんてことにもなっちゃいます。

 

ただ今の世の中は「マルチタスクができる人」が求められているんですよね。ひと時代前のように得意なものを追求して、人と関わらず職人肌のように生きていける人は少なくなってきたんじゃないかと思います。単調なことを毎回きちんとこなせるというスキルはITが最も得意とするところなので、人間はもうかなわないんですよね。

 

マルチタスクはもともとコンピュータ用語で、複数の処理が同時におこなえることを指していて、ここ数十年のITの普及で人間にも同時に複数のことが扱える能力が求められるようになったということなのでしょうか。

 

コンピュータ上で複数のことを同時におこなうことができる才能と、自分の頭の中で複数のことを整理して優先順位を考えてこなしていく力は、相反するものであって、今、娘が強いられていることは実は自分の脳から雑念をふりはらうことなのじゃないかと思います。だから娘のように生まれた時からデジタルに触れていて、画面越しにいくつもの世界が同時進行している状態の中、雑念というか必要ないものを排除して、何かに集中するというのはひと時代前の学生よりずっとたいへんなんじゃないかと思います。

 

そういう私も印刷物(本やパンフレットなど)を読む時は、そこそこ集中できますが、コンピュータ画面上で何かをする時にはよほど気を引き締めないと集中できません。いや〜 娘が「頭が爆発しそう」というのは真面目さゆえに苦しんでいるのでしょうね。

その気持ちはよ〜くわかるのですが、私にしてあげられることは「ママもそうだからみんな同じだよ〜」と慰めの言葉をかけるくらいです。

 

この画像はこちらの記事から借用しています。

何か集中するためのモチベーションがはっきりしていたらいいんですけど、やってもやっても終わりがないように感じていたら辛いですよね〜。

 

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