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ずっと置いているんですが効果がなくて邪魔なようなら外します〜。

 

アメリカやイギリスなどの英語圏に育った日本語母語話者のお子さんは、日本語能力が低くなる=英語力が高くなったと考えられ「ウチの子は英語ネイティブです」とおっしゃる日本語母語話者の親御さんによく会います。

 

英語ネイティブというより英語が「優勢言語」とか、「英語の方が強い」と言った方が正しいのですが、現地校(アメリカの学校)で英語に問題がないと判断され、英語しか話せない同級生より試験の成績がよかったりすると「ウチの子は英語ネイティブです」と言ってしまいがちです。そして日本語ができなくても「英語がネイティブだからアメリカで生活していくのには問題ない」と思ってしまいます。

 

「〜てしまう」というネガティブな表現を使っているのは、こういう状態で、(私は決して使いたくない)『セミリンガル』とか『ダブルリミテッド』という表現を使われてしまうお子さんに数多く会ってきたからです。

 

まずアメリカの教育は非常〜に格差が激しく、たとえ学校でストレートA(すべての教科がオール5のようなもの)で、州の標準テストの偏差値(Percentile)が70以上でも日本の教育指導要領の学年相当で考えると平均以下ということはよくあります。州の標準テストは州によってかなりの差がありますが、ほとんどの場合、英語が苦手でも日本できちんと教育を受けてきたお子さんが渡米2−3年経ってから受けると(特に算数は)偏差値(Percentile)の上位20%くらいに入れます。

 

この標準テストについては、私はここ20年、毎年、英語を母語としない人に、母語で受けさせるべきか、英語力をどのように評価するべきかを議論する会議に参加しています。

 

もし日本から渡米した子供に算数は日本語で、いわゆる「国語」に該当するLanguae Arts (言語)も日本語で受けさせたら英語を母語とするアメリカ人とどのくらいの差が出るのでしょうか。

実は日本語ではこのような差異を見るリサーチはアメリカ国内では行われていませんが、中国語や韓国語ではリサーチがかなりおこなわれています。

 

日本語と英語のバイリンガルの場合、「ウチの子は英語ネイティブ」とか「ウチの子の優勢言語は英語」という保護者の方には英語をベースとしたモノリンガル(英語話者)用のテストと日本語テストをおこなうようにしています。

 

そうすると意外と「ウチの子は英語ネイティブ」とか「ウチの子の優勢言語は英語」と思われているお子さんの英語力が低く、日本語力はもうバイリンガルと言えないほど落ちていることがあります。

 

今日もある地域の日本人家庭のお子さんの日本語能力と英語による標準テストの結果をデータとして見て、やはり英語圏(アメリカなど)で日本人の親御さんが子供の英語力を高めていくのはたいへんなのだなと痛感しました。