何十年来の遊び友達だったひとりが末期癌だと聞いて、その人をうまく誘い出すために「六本木にできたおしゃれなレストランってやらを冷やかしに行こうじゃないの。思いっきりおしゃれして一番高い宝石つけてきてよ。」と言って 新しくできた東京ミッドタウンに行って ふざけながら「これが最後かもしれないんだからいい席にしてよ」とお店の人に言ったんだそうです。
その後、その時に会った皆さんは叔母ともうひとりの方以外、皆さん他界してしまいました。本当にその時が皆さんにとって最後のミッドタウンでのお食事になったのかどうかはわかりませんが、なんとも粋なはからいだと思いました。
なぜ15年近く前のことをこんなに鮮明に思い出したかというと 今回の山火事の避難に備え大事なものを集めていた時に 当時は手書きで書いていた日記が見つかったからです。私はその頃、日記を書いていたことさえ忘れていました。
私も歳を重ねていつか アメリカに留学したての頃に苦楽を共にした仲間に会ってあんな風に楽しく愉快に昔話をしながら、お互いを思いやれるようになりたいなと思っています。

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