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昨日から日本語能力試験(通称JLPT)について書いています。
この試験がどんな試験か誰が受けるかなどに興味がある方は昨日の記事をご覧ください。
継承日本語学習者が日本語能力試験(通称JLPT)を受けたらどうなるかについてですが、これは学習者の年齢と教育環境と興味があることなどが結果に影響してくると思います。
 
まず小学生はどんなに日本語能力が高く国語力があっても高得点を取るのは難しいと思われます。ただこの試験の合否の境界が60−70%と言われているのと選択式問題なのですべてを理解していなくても合格できる可能性はあります。中学生だとどうかと言うと、日本で教育を受けたことがある あるいは補習校にずっと通っていて日本の教科書を使用して学んできた人で学年相当の日本語言語能力を身につけていたら合格できるんじゃないかと思います。そして高校生で日本で教育を受けたことがある あるいは補習校にずっと通っていて現在もその日本語能力を維持していたら割と簡単に合格できるのではないかと思われます。
 
私が教えてきた継承日本語学習者の大学生の中には大学入学時点で日本語力がかなり低下してしまっている人も多いです。ひとつには英語による学習にかなりの時間を費やしたこと、もうひとつは大学に入って親元を離れると日本語を使う機会がなくなるということが原因です。そして日本語で本を読んだり、日本語の語彙を増やそうと言うモチベーションは日本語のクラスを取らない限り、アメリカの大学生には維持できないような気がします。とにかく勉強が忙しいので、隙間時間にわざわざ日本語の本を読むと言うことはしないのでしょう。こういった理由で継承日本語学習者の大学生がこの手の試験に一番 合格しやすいというわけではありません。
 
年齢で言うなら日本語を補習校で教科の一環として学んでいる中高生が一番受かりやすいんじゃないかと思いますが、前に書いたように学習者の年齢だけでなく、教育環境と興味があることなどが結果に影響してくるので、いくら補習校に毎週12年通っても日本語で情報を得るとか考えるくせがついていない人はこういう試験は難しいかもしれません。(続く)