バイリンガル能力の測り方
いつもブログにお越しいただき、ありがとうございます。 私の専門は「言語習得」で特にバイリンガル(二言語習得)なのですが、このブログではあまり専門的なことは書かず、日々のできごとを定期的に発信してきました。 これから数回に渡り、アメリカで語学教育に関わった自分の経験と語学の評価法について自分なりの考えを書いていきます。シリーズのタイトルを「なぜバイリンガルの総合言語力は測れないのか」は私が持ち続けている問いであり、この問いの答えを提供するものではありません。また一定の言語力テスト(英検やTOEFLなど)について言及しますが、私はこれらのテストを30年くらい受けていないので あくまで研究者として言語テスト(評価法)を語っているということをご了承ください。
私はアメリカに移住する前に英検一級に合格しました。私は他の級を受けたことがなく一級は2回目の筆記で合格し、面接というかグループの口頭試験は1回で合格しました。はっきり覚えていないのですが、一級の聴解問題が当時、通訳をしていた私でもとても難しくほとんど当てずっぽうに答えたという記憶があります。それに比べると当時からTOEFLやTOEICはリスニングもかなり高得点でした。
現在、アメリカの11年生の娘はあと2年で大学受験です。アメリカのほとんどの大学は11年生の時に受けるテストのスコアを提出するようになっているので、この秋からいろいろなテストを受けていきます。娘はずっとアメリカの学校で教育を受けてきているので、当然「英語話者」としてこういうテストを受けるわけですが、日本の大学に出願するとなると、帰国子女のようにTOEFLや英検で英語力を証明し、アメリカの表中テスト(SATなど)の成績は参考程度に出すという選択もあるようです。
また日本語能力試験の結果を提示し、日本語力の高さと英語での学校の成績やTOEFLのスコア出願時に出すことができる大学もあります。 そんなわけで娘に参考までに「日本語能力試験一級(N1)」と「英検一級」の過去問をやってもらいました。
30年もアメリカに住み続けている私でも「日本語能力試験一級(N1)」と「英検一級」のどちらが簡単かと聞かれれば、断然「日本語能力試験一級(N1)」の方です。もちろん ずっと日本語教育に関わっているというのもありますが、英検の問題はいまだに難しく勉強しないと絶対に受かりそうにありません。 では娘の場合はどうかということを次回に書きます。
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