私はアメリカの大学院に進学した時には、TOEICはほぼ満点で英検一級も持っていました。日本で通訳や映像翻訳の仕事もしていたのですが、アメリカの小学校に教育実習に行った時には本当に苦労しました。
 
現在、アメリカの小学校でプログラムコーディネーターをしている日本人の先生と話した時も「いわゆる学校文化というか、学校での他愛もない用語を知らないと小学校の先生になるのは難しい」と言っていました。
 
以前にこのブログにも書いたと思っていたのですが、過去記事が見つからないのでもう一度、私が日本でバイリンガル教育について講演をする時によく出す例をご紹介します。
 
娘が幼稚園(Kinder)に入った年に、ぶらぶらと学校の近くを散歩していました。
この写真のように、クマの像がカバーされていて The Bruin Bear is hibernating. という英語を見た時、娘が
 
あ〜、クマさん 冬だからおねんねしてる
 
と言いました。私はこの「hibernate=冬眠」という言葉を大学院生になって、小学校にリサーチに行くまで知りませんでした。
6歳の子でもこの言葉を知っていて、ここに書かれている字が読めて理解できると言うことが衝撃でした。
 
この一例だけでなく、英語圏で教育を受けていないと子供でも知っているような語彙をまったく知らないことはよくあります。
そういう語彙はどんなものかと言うといわゆる大人の生活語彙ではないものです。
 
将来、英語圏で子供を相手に何かをする機会がない人にとっては必要のない知識なのかもしれませんが、小学生が使っている語彙の方が大人より簡単でわかりやすいというわけではないことを知ってもらいたいと思ってこの記事を書いています。
 
そして子供の話し方というのは非常に聞き取りにくいことが多く、また子供はまだ音素の許容範囲がせまいので、ちょっとでも違う音だと認識できないこともあります。大人になっていくにつれ、様々な英語を聞くとある程度似ていれば意味を解釈できるようになっていきます。
 
よくアメリカに留学や駐在で来た日本人の方が「子供との会話や、マクドナルドの店員とのやりとりさえ理解してもらえなくて落ち込んだ」と話していますが、子供が話していること、子供にこちらの英語をわかってもらうこと、は大人と話すよりずっとハードルが高いです。
 
 

 

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