「バイリンガルになりたい人、なりたくない人、なれない人」というシリーズの記事を投稿しています。これは今から7年前 2015年に日本の大学で講演させていただいた時に話した内容のリメイクです。

 

我が子が小学生の頃、夫の実家や私の友人宅でテレビを見ている時、娘がポロッと英語をいうことがありました。
 
例えば「火アリ」が話題になっていた時に「fire ant」とか、毒蜘蛛の話をニュースでやっていた時に「black widow」とか。
そうするとみんなが「やっぱり英語の発音違うね〜。」と喜んで言うので一時期、娘は日本語で話していてもカタカナの言葉は英語風に発音していた時期がありました。
 
バイリンガルの子供の発話について講演で話す時によく話すのですが、一般的には子供の方が音だけで覚えて同じように再生する能力が高いと言われています。
 
大人は音よりも意味や文字を媒介にして新しい言語を覚えていくので、音にフォーカスしていないことが多いです。
 
ただこの講演の時にも使った10年くらい前におこなった調査では、両言語が同じように発達しているバイリンガルはある程度の年齢に達してからは両言語の発音の特徴を自然と理解しておたがいの言語の干渉を受けなくなるようでした。
 
その調査の結果について書いた記事はこちらです。

 

 

娘が小学校3年生の時、キッザニアに行きました。アメリカから一時帰国している日本人の家族のお母さんが「英語を話すアクティビティ」のところで「日本人の英語がうつっちゃったらイヤね〜。」と話していました。私は隣にいて、だまって聞いていました。なぜかそのグループは娘とそのお母さんたちのお子さんの計4人で、みんな英語の発音がアメリカ人ぽくて、顔を見合わせて「ふだんはどちらに?」という会話になりました。私はその時、おそらく我が子(その4人の中で一番年上)は、日本人の英語の発音がうつることはないな、と感じていました。3年生(8−9歳)くらいになると両言語の違いをはっきり意識できるので「英語で話せ」と言われたら、英語の音で発話できていました。

 

キッザニアに最初に行った時のエピソード記事はこちらです。

 

 

そして、私たち夫婦の英語の発音に慣れているせいか、娘は日本人の英語の発音もよく聞き取れます。時々、日本人が英語を話すと全然わからないという日本語と英語のバイリンガルの子供がいますが、そういうお子さんは音の聞き取りの許容範囲がせまいのだと思います。

 

 
 

 

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