私の娘は、毎年、夏休みに1〜2ヶ月、日本の小学校に体験入学させてもらっています。娘は、小学校のお友達や私の友人家族によく「英語を話して」と言われます。
「何を話していいかわからない〜。」と言うと「じゃあ、英語の教科書読んで!」なんてリクエストをされたこともありました。
アメリカに住んでいる日本人の子供たちもよく同じようなことを言われると聞いたので、4年ほど前に ロサンゼルス地区に住む小学生43名 中高生16名 大学〜大学卒業生12名にアンケート調査と聞き込み調査をしました。
アンケート・インタビューで聞いたのは
1日本で日本人に英語を話して、と言われたことがあるか。あるとしたら誰に?
2自分や家族は英語は日本語よりかっこいいと思っているか。
3日本語を話しているとき、英語の単語(コンピュータやフェイスブックなど)をオリジナルの発音で言って、ほめられたことがあるか。
4最近「おいしい」や「うらましい」など「〜しい」で終わる形容詞が英語の「c」の用意発音されているのを聞いたことがあるか。
5自分でもその言い方を使ったことがあるか。
6日本語で話している時、英語の単語(スイーツ、バスケットボールなど)は英語の発音のまま使うか、または意識できに日本語の発音に変えるか。
という6つの質問でした。
「英語を話して」と日本人に言われたことがある? という質問には小学生は100%全員 中高生や大学生以上の参加者もほぼ全員が「ある」と答えました。
自分や家族は日本語より英語のほうがかっこいいと思う? という質問には 小学生は65% 中学生は50% 大学生以上は75%が「そう思う」と答えました。
英語の言葉(コンピューターやレポートなど)を英語の発音で発音してほめられたことがある? かという質問には 小学生は14% 中高生は18% 大学生以上は58%が あると答えました。
最近、「おいしい」や「うらやましい」 など「〜しい」で終わる形容詞が英語の「C」のように発音されているのを聞いたことがある? という質問には56%の小学生 75%の中高生 83%の小学生が「ある」と答えてました。
自分でもその言い方を使ったことがある? という質問には 小学生は0% 中高生は56% 大学生以上は17%が「ある」と答えました。
日本語で話している時、英語の単語(スイーツ、フェイスブックなど)は 日本語の発音に変えるか。という質問には 88%の小学生 100%の中高生 92%の大学生以上が「変える」と答えました。
このアンケート・インタビュー結果と、実際の発話(日本語)を聞いてみると以下のようなことがわかりました。
英語として先に覚えた単語(Chocolate, Sandwich, Lettuce, paper towel など)をバイリンガルの小学生がカタカナを習い、日本風の発音を覚えると 一時的に英語の発音 イントネーションに影響が出ることもありますが、ほとんどがすぐに英語の発音にもどるようです。
英語と日本語のバイリンガル話者が日本語を話す時、英語の発音が日本語に混ざることがあるが、両言語の能力が高くなると意識的に発音を変えることが可能であるようです。
上記で「〜ようです」と言っているのは、これもサンプルが小さすぎて、結論づけられないからです。
また、日本で周りの人から「英語で話して」と言われたり、英語を話すと「かっこいい」と言われた経験から、日本語と英語のバイリンガル話者は、日本語で表現できる単語やフレーズでもわざと英語を使ってみることもあると聞きました。
このような日本語と英語が混ざった話し方を自分の子供にしてほしくない場合は、しつこく家では日本語だけで話させるとか、英語で話す時は徹底的に英語だけ使わせるようにしないと難しいのかな、と思います。
次は、日本語と英語のバイリンガルがどのように日本語と英語を混ぜて会話しているかの例を少しご紹介したいと思います。
*この研究は英語で出版しているので、自分で日本語に訳しています。このブログでは、私は匿名になっていますが、この研究の著作権は本人が所有しています。
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