今日は自分が教えている大学のクラスで、日本人のあいさつについて話をしました。アジア系の学生が多いので、同じような文化を共有していることもあるのですが、「アジア」と言ってもいろいろな国の文化があり、些細なことでも「え?そうなの?」と違いに驚くこともよくあります。
娘の学校には「アジア人家族の会」というのがあり、先日「どんな文化紹介をしいか。伝統行事を紹介できるか。」というアンケートが来ました。
仕事柄、日本文化の紹介は慣れているし、自分の学生を動員することもできるのですが、日本の伝統行事といえば、お正月とお盆(盆踊り)くらいしか思いつきません。どちらも学校の休み中だから、紹介するのがむずかしそうです。
ひな祭りや子供の日は中高生には向かない気もするし、あまり気の利いたお返事ができませんでした。
そういえばこのアジア人会から、今年の始めに「Lunar New Year (旧正月)の食べ物を作って持ってきて」というメールが来ていたのですが、ちょうどインフルエンザで入院中でお手伝いできませんでした。
でもよく考えたら、日本は旧正月を祝う慣習がないから、日本文化を象徴する旧正月の食べ物なんてないんですよね。
中国系の家族の人は餃子のようなものを作ったようでした。
もし、私が「旧正月を紹介するので、餃子を作ってきて」と言われてもお断りしたと思います。
だって、そんな日本人が作る「なんちゃって料理」を他の国の伝統行事のご紹介に持っていったら申し訳ないですから。
中国の地方によっては、水餃子しか食べないところもあると聞きましたが、旧正月にはこういう餃子っぽいものの他にもいろいろな料理を食べるのでしょうか。
そこから教えていただかないと、アジア圏以外の方に「旧正月」をご紹介することさえできませ〜ん。
最近、文化の違いとか人種の問題などがよく話題になりますが、多文化をよく理解するためにもまずは「〜系」を全部一緒に考えることに疑問を持つことから始めてもいいのでは、と思っています。

