今週末、ZOOMで母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会が開催されます。
今年のテーマは「CLD児について」です。CLDはCulturally and Linguistically Diverse の略で、日本語では「多文化・多言語環境に育つ子供」 と訳すことができます。
つまり「日本以外の文化、日本語以外の言語を知っている子供」であり、ポジティブにとらえれば「国際的な子供」ということになります。中には二言語以上の言語と2つ以上の文化に触れてきた子供たちもいるようです。
ただこの「CLD児」が日本語がわからないため、学校で問題が起きるなど、ネガティブな点をとらえ、社会的な問題のように語る人も数多くいることにとてもガッカリしました。
CLD児の中には、言葉だけでなく自国の文化と日本の文化の違いから「しつけができていない」「学習ができない」と言われてしまう子もいるということです。
日本では「グローバル人材の育成」や「国際化の重要性」がよく論じられ、多文化の理解が重要だと言われていますが、せっかく近くに多文化、多言語を理解する人がいても、なんとか「日本風」にその人たちを染めようとする人が多いのが現状です。
「日本以外の文化、日本語以外の言語を知っている子供」をCLDと言うなら、日本文化と日本語しか知らない子供はCLL(Culturally and Linguistically Limited)と呼んだらどうでしょうか。
日本はこれからも多くの外国人労働者を受け入れ、様々な文化・言語背景を持った人が共存していく世界になっていくことでしょう。日本文化や日本語を教えていくことは大切ですが、彼らの自国の文化、言語をうばってしまうような教育はしてほしくないな〜と思います。
様々な国から日本に来て、自国の文化や言語が継承していけるためにどんなことをしたらいいのか、そんなことを学べる学会だといいな〜。
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