今週は研究論文のしめきりと、講演会の準備、学会発表の準備が重なり、にわかに忙しくなっています。

...とは言っても長〜い夏休みの合間の、ほんのひとときで毎日、長時間働いている方やまだ夏休みに入っていない日本の大学の先生に言ったら、なぐられそうなくらい楽な生活をしています。照れ

 

今日は1日 データ分析をしていたのですが、これは昨年取ったデータで、今年 同じ調査をしたら全然ちがう結果になるかも...と思いました。それくらい世界は変わりましたよね。

 

以前から何度か書いているのですが、バイリンガルの言語習得で「文字の習得」つまり「読み書き」をあせってしまうと、せっかくの言語敏感期に音が正しくインプットされないことがあります。

 

海外の日本語補習校や日本語学校では「教科書の音読」を宿題にしたり、授業内にやらせることがあるのですが、まずモデルを示さないと正しく読めなくなり、何の効果もありません。

 

日本語は英語に比べると発音やアクセントを教えなくても習得できると信じられていますが、正しい「音」を聞いたことがない語を音読させるとイントネーションを間違えたり、変な場所に抑揚がついたりします。

これは日本語母語話者でも小さい頃にはあるのですが、たいていの場合、母語話者は教科書に載っている言葉はすでに音で聞いたことがあるので間違えません。

 

たとえば「たぬき」という言葉

動物のたぬきなら、「た」が高く「ぬ」で下がるわけですが、「たを抜いて話す」という遊びがあったとすれば「たぬき」は平板で同じ高さで言うことになります。

 

名前の「東(ひがし)」さんと方向の「東(ひがし)」も高低が違いますが、日本に住んでいる子供は最初に「東さん」と読むときに間違えることはほとんどありません。でも海外育ちの子は、こういう高低を間違えることがよくあります。

 

だからこそ、もし海外で現地語(英語やフランス語)を習いながら、日本語を習う場合「教科書を読んでこい」と丸投げするのではなく「お手本」となる音声を与えなくては、何度も間違って読み続けても練習にはなりません。

これは英語教育でも同じで、ただただ「読め」と言っても効果はないのです。

 

アメリカに住んでいる日本人の保護者の中に、英語の本も語彙数やレベルにこだわりすぎる方がいるのですが、そのこだわりがお子さんの読書への興味を失わせてしまったりします。

 

そういえば我が子の名前はアクセントによって、違う言葉になるので、小学校低学年の時、補習校の同級生の男の子にからかわれたことがありました。英語でも音だけだと違う意味になったりします。娘はそれを嫌がって「ミドルネームで呼んでもらいたい」と先生に言ったそうですが、今では誰もアクセントを(わざとじゃない限り)間違えないし、自分の名前が気に入っているようです。

 

 

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