アメリカに住んで通算26年、一応は大学ランキングの常に上位にある大学を渡り歩いてきた私は、これまでにいろいろな日本人に会ってきました。これまで私がアメリカで会った様々な日本人の方を紹介していくシリーズの最終回です。
私は2001年にボストンからロサンゼルスに引っ越したのですが、最初はほとんど知り合いがいなかったので、いくつかの日本人の集いに参加して友達づくりをしました。ある時、同じコロンビア大学の卒業生の日本人の人と会って「南カリフォルニア日本人アイビーリーグの会」を作ろうという話になりました。
私と同じアパートにハーバード大学を出た日本人の大学院生が住んでいたので、その人にも声をかけ、その人の友人、コロンビア大学出身の私を含めた3人、そして日系雑誌で呼びかけて来てくれたハーバード大卒の人、合計6人で最初の会合をしました。その後、一向にメンバーが増えず、全然盛り上がらなかったのですが、こじんまりと時々会ったりしていました。
その中の一人は、今は同じ大学に勤務しているのですが、まったくと言っていいほど会いません。彼は、日本ではインターナショナルスクールに通い、飛び級して17歳でハーバード大学に入り、若くして数学科の教授になりました。出会った当初は、私の勤務大学のライバル校にいたのですが、引き抜かれたようです。
いかにも天才数学者という感じで、すごい経歴の方なのですが、彼が17歳でハーバードに入れたのも、日本でインターナショナルスクールに通い、英語ができたからでしょう。いくら数学が天才的でも、英語ができなかったらアメリカの大学には入れないからです。でもその話をしていた時、ある人が
「彼は子供の頃から日本語と英語を学んでバイリンガルになったんだから、相当大変だっただろうね。もし英語なんか勉強しないで数学だけやってたら、もっと早くにすごい才能を発揮したかもね〜。」
と言ったのが強く印象に残っています。いえ、日本から17歳でハーバード大学に入っただけで、十分すごい才能発揮していると思うのですが...
これは映画Beautiful Mindの1シーンですが、私にとっての数学者は、こんなイメージです。
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