昨日、私の子供の頃からの学力の浮き沈みについての記事を書きました。その後、私はアメリカの大学院に入り、研究を進めるにつれ、当たり前ではありますが「試験でいい成績を取る」と言うことと「その分野の学問に精通する=エキスパートになる」ことはまったく異なる能力が必要とされ、いくら「試験でいい成績を取る能力」が高くても役に立たないことが多いことに気がつきました。
それでも「試験に強い」と言うのは、ゲームが強い、とか勝負事に長けている、のと同じように自己肯定感を高めるのにとても有効です。
だから私は「いい試験」を作ってあげたいと、強く思うようになりました。「いい試験」と言うのは、被験者の能力を正しく測ってあげる試験です。「いい成績」を取ることが目的の人には、練習すればするほど、点数が上がる「構築スキル検査型」の試験を作り、本来の潜在能力を測る試験とは別のフォーマットにするようにするべきです。学校教育現場で学習成果を測る試験では「教えていないものはテストしない」と言う大原則を徹底させるべきだとは思いますが、今でも「ひっかけ問題」とか「100点を取らせないための問題」を作成する現場の教員は多くいます。
現在の日本の教育学部の「評価法」のクラスはどのような理論を元に教えられているのかよくわかりませんが、少なくとも私が大学以前に習った先生方(つまり40年くらい前に教職課程を取った人)は、正しい評価法を習っていなかったように思います。
今、私は日本の教育機関から依頼を受けて、日本語と英語の子供(小学3年生から中学3年生まで)のバイリンガル能力を測る試験の開発に関わっていますが、来年はこの試験を使ったデータを収集する予定です。データをもとに信頼性、妥当性の高い試験を作れれば一般化されると思います。この試験を我が子が受けられる日がくるのかどうかわかりませんんが、今から楽しみです。
この画像は、こちらのサイトから借用しています。
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