私は人生でたった1回、英検を受けました。

それは1993年、今から25年前です。その翌年から、アメリカの大学院に留学した私は留学の準備のためにTOEFL, TOEIC, GREを受けていたのですが、英検も受けようと思ったのはやはり当時(今もかな?)日本で一番権威がある英語試験は英検だったからです。

 

確か英検はその年あたりに傾向が変わり、以前によくあった「発音やアクセント(強勢)の位置が同じ単語を選ぶ問題」や文の並べ替えをする問題がなくなり、正しい単語を文中に入れたり、読解で文中に単語や文を入れる穴埋め問題のようなものが多くなりました。けれど当時の1級はまだ、日本語で要約を書いたり、部分翻訳があったように記憶しています。

 

最初に過去問を見て「これはダメだ。」と思った私は、高田馬場にある「英検ゼミ」という予備校のようなところに通いました。

 

 

15人くらいのほとんど社会人だった人たちと週1−2回、一緒に勉強して模擬試験を受けたりしました。

この学校に通ったおかげで、一級の一次試験に、一回で合格できたのですが、正直に言うと「かなり怪しい出来」でした。

 

私は子供の頃から選択式(multiple choice)の試験が得意で、そのおかげでTOEFL TOEICでは高得点が取れました。英検でも選択式(特に読解問題)では、実力以上の成績になったのだと思いますが、英検の合格基準(正答率)が65-70%だと言われていたので偶然に当たった部分も加算されての合格だったのだと思います。

 

その当時「英語を話すこと」には慣れていた私は「2次試験は余裕かな。」と思いました。けれど「英検には英検のスピーチの仕方がある。ただ喋れればいいわけではない。」と聞き、2次試験の対策として、阿佐ヶ谷にある「ハロー通訳アカデミー」の「英検2次試験対策」(だったかな?)に数回通いました。

 

2次試験は、数名(10名くらい?)の受験者と採点者(英語ネイティブっぽい人と年配の日本人女性)が同じ部屋にいて、順番に与えられたトピックについてスピーチをするという形式でした。私に与えられたトピックは「喫煙の是非」で、私にとっては割と答えやすいトピックだったと思います。

 

英検受験のために特に猛勉強したというわけではありませんでしたが、それまで留学準備として頑張っていた TOEFL や GREのための勉強が役に立ったとも思えませんでした。やはり、英検は英検用の勉強をしないと合格しなかっただろうな、というのが私の個人的な意見です。

 

それでも一発合格できたのは、それまでの英語学習の積み重ねがあったからだとも言えます。

 

その後、アメリカ留学中、「英検1級」を持っているという日本人には数人しか会ったことがありません。もちろん全員に聞いたわけではありませんが、私の知人(アメリカ在住の日本人)は、英検を受けたことがない人が多いです。一人だけ、当時最年少(中学生)で英検1級に合格したことがあるという友人がいますが、彼女は帰国子女で特に英検用の勉強をしないで合格できたと言っていました。

 

つい先日、訳あって、また英検の試験問題を見る機会がありました。2016年に問題形式がリニュアルされたと書いてあったので、2015年と2017年の試験を見てみたのですが、

 

むずかしい〜。

本当にむずかしい!

 

ということで、次回に私が25年後に英検1級の一次試験(過去問)を受けてみた結果をおしらせします。

続く