このところ、名前ネタをひっぱっていますが、もうひとつ。
私の名前は典型的な昭和の女子の名前で「〜子」がつきます。
「子」がつく3文字の名前を、アメリカ人が発音すると、どこかに強勢(アクセント)が置かれ、自分の名前を呼ばれているような感じがしません。
これが男性によくある4文字になると、さらに強勢(アクセント)が強くなり、最後の4文字まで行くつく頃には全然違う音になっていたりするので、最初の2文字を取ってニックネームにしている人が多いです。
例えば
ヒロユキさんだったら、ヒロ
マサハルさんだったら、マサ
男性でも3文字の「アツシ」さんとかは、英語ネイティブは、ほぼほぼ正しく発音できません。特に「ツ(tsu)」の音が苦手。
それで「アツシ」さんはよく「sushi」と呼ばれたりします。
私の名前も母音から始まるのですが、その音からして全然日本語の音と違い、さらにそこをしくじると日本の有名な都市の名称になったり、有名な飲み物になったりと、自分の名前は常に英語圏で七変化していました。
そのせいで、私は子供ができたら、どの言語の人でも正しく発音してくれる名前にしようと思っていました。
日本語言語学の権威である私の恩師は「Nasal Consonant (鼻音)は、優しさを表し、女性の名前によく使われる」と話していました。確かに日本語の女の子の名前に「m」や「n」の音が入っていることが多いようです。
それにひきかえ「が、ぎ、ぐ、げ、ご のような濁音は、固い印象があり、男性的である」とも言っていましたが、確かに日本語に関していうと女の子の名前に濁音は少ないです(英語圏だと、Jeniffer, Vannesa, Barbaraなどけっこうありますが)。
以前、どこかで「吉本ばなな」の小説が世界的に売れたのは、BANANAという名前が、どの言語にも使われているからだ、と書いてある記事を目にしたことがあります。
確かに「バナナ」はかなり多くの言語でも「banan(a)」だし、母音ー子音の組み合わせて最後が「a」で終わるのは女性の名前らしくていいと思いました。
でも自分の娘の本名を「バナナ」にするかというと、その勇気はなく、さらにやっぱり3音はやめようと思い、とても簡単で誰もが発音できて、女の子らしい鼻音が入った名前にしました。
ロサンゼルス地区は、全米で人気がある「男の子 女の子の名前」と異なるトレンドがあるようで、毎年のように新聞やニュースでその比較が出てきます。ここ数年、ロサンゼルスで人気がある女の子の名前のトップは、鼻音(m やn )が入った2音節の名前です。その名前も候補のひとつでしたが、同じ名前の子がクラスに多いと混乱しやすいと思ってやめました。
今のところ、娘の名前を発音できない人には会ったことがないし、同じ名前の子がクラスにいたことがないので、スターバックスやレストランで注文して名前を聞かれると娘の名前を使うことにしています。
