日本や他の非英語圏の英語入門・初級の教科書は、たいていbe動詞の文から始まり、一般動詞の文型が次に紹介されます。

前にも書きましたが、be動詞の文は、自分の感情や状態、ものの説明や状況を伝えるのに使われ、日常的によく使われます(このことについて書いた過去記事はこちら

英語はよく「動詞中心の言語」と言われますが、確かに日本語と比べるとactive verb と呼ばれる実際に「動作を描写する動詞」が多いです。それ以外に日本語母語話者にとって厄介なのが、英語は「動詞+前置詞」で意味が全然変わること。そしてそれと同じ意味を持つ動詞1語があっても、日常的には「動詞+前置詞」の方がよく使われるということです。

よく「英語は10以下(7語とか8語とか)の動詞で話せる」という記事や本がありますが、たしかにgettakeのように 「動詞+前置詞」の組み合わせで、かなり多くのことが言える便利な動詞もあります。

ただ日本語では一語なのに、英語ではいくつかに使い分けられる場合 

例えば日本語の「休む」は

英語の take a rest; take a break; be absent from; take a day/time off; などなど

逆に英語では一語なのに、日本語ではいくつかの意味にわかれる場合

例えば英語のmake up

日本語の 埋め合わせする、作り話をする(嘘をつく)、化粧(makeupと一語で使用)、決心する などなど

 

もちろん普通の会話では、状況や前後の分脈からどの意味であるかはわかるのですが、ただただ受験勉強のように、単語帳を作って意味を覚えようとすると、こういう1対1の対応ではすまないので、こういう動詞はかえって覚えにくいです。

だからこそ、動詞文を習得する場では「実際に動いている(動作している)ものを見ながら、その場面を描写していく」ようにしないと、記憶は促進されません。

今はメディアも発達しているので、動画を見ながら、動詞文を習うことはそれほど大変ではないと思います。これは視覚障害の人にとって、どのような語彙が困難であるかという研究で、「見えないと覚えにくい語彙」のほとんどが実は「名詞」ではなく「動詞」であるという研究結果にも基づいています。

 

ちなみに日本語でも英語でも「日記」を書く習慣をつけると「自分が何をしたか。」を書くので「動詞文」の習得に役立つと言われていますが、娘のjournal(日記)を見ると、常に10以下の動詞でことがすんでいるようです。私たちの日常生活ってそんなにバラエティには富んでいないんですよね。

 

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