私は今から17年前の夏、ボストンからロサンゼルスに引っ越しました。

5月にボストンを去ることが決まった時、3つの選択肢がありました。

それは...

1 日本

2 グアム

3 ロサンゼルス

 

諸々の事情があり、最終的に6月中旬にロサンゼルスに行くことが決まりました。

この時、利用した引越し会社が日本のクロネコヤマトのアメリカ支社でした。

黒猫は、アメリカでは嫌われるのか箱にはブルーのネコちゃんが。

今でもそうなのかどうかわかりませんが、箱に番号をつけて、一つ一つの中身を用紙に記載するようになっていて箱や梱包グッズも事前に持って来てくれました。

その上、6月に荷物を出し、8月にロサンゼルスのアパートが決まるまで、1ヶ月半も荷物を預かっていただくことができました。

 

その年は、6月下旬から8月中旬まで日本に滞在し、実家がなかった私は東京都内のウィークリーマンションを借りていました。その時の宅配便の「神対応」は今でもアメリカの大学生にことあるごとに話しています。

 

ボストンから帰国した時、私のスーツケースの端が割れてしまいました。これは母が生前、使っていた古いスーツケースでおそらくその時点で20年くらい経っていたと思います。けれど、航空会社が「弁償する」と言ってくれて新しいスーツケースが送られてくることになりました。

送り先を滞在予定のウィークリーマンションにして、待つこと2週間。航空会社から電話があり、配達の日時を決めました。

 

配達日当日、私はいつものように近くのコンビニに朝食を買いに行きました。その時、出口の横に一人の男性が立っていました。(まだその頃は多少若かった)私は「部屋から出てくるのを見られて嫌だな。」と思い「不審者だったらどうしよう。」と心配しました。そしてコンビニから帰ってくると、まだその男性はマンションの出口にいました。

 

その時の時刻は8:40

 

それから部屋に戻って、コンビニで買った朝ごはんを食べ終わると、9:00ちょうどにピンポーンという音。

 

そう、その出口にいた男性は、私のスーツケースを届けてくれた宅配業者さんだったのです。

しかも指定時間の9:00より前に着いてしまったので、時間まで外で待ってくれていたのでした。

 

今は、そんなきめ細かいサービスはないのかもしれません。それでも日本の宅急便は、ほぼほぼ100% 指定の時間帯に届きます。昨日も娘が待ちに待ったオモチャは、ちゃんと時間内に届きました。娘が外まで迎えに出て荷物を受け取ると、さわやかに「待っていてくれてありがとう。」と言ってくれました。

 

これがアメリカだったら、どうでしょう。まず指定日時に来ることは期待できない。しかも指定時間帯が9:00−13:00か13:00−17:00の二つしかない場合も多い。そして指定時間をすぎたから電話をすると「今、配達中」と言われるだけ。届けに来てインターフォンを鳴らして5秒以内に返答しないと、家の外に置いて帰ってしまう。そしてたいてい盗まれる。

 

こんな国に長く住んでいると、日本のサービスの良さ、特に宅急便の素晴らしさが心の底からありがたいです。

 

 

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