私の両親は早くになくなったので、私には「実家」と言うものがありません。
実家がないと、子供の体験入学はかなり厳しくなります。
私の主人の両親は、退職後に別荘地に移住したので、娘が通わせてもらった夫の実家近くの小学校も、夫の母校という訳ではありません。もしこの学校に通えなければ、誰かに頼んで小学校を探し、その学校の近くに泊まらなければいけませんでした。
娘が小学校4年生になった年にそれまで通わせてもらっていた義両親の家の近くの校長先生が変わりました。その年もお願いできるかどうかをアメリカから電話して聞いた時は「次の校長会で聞いて来ますが、まず大丈夫でしょう。」と言う返事でした。
ほぼ同時期に、前年、1日だけ通わせてもらった隣の県の小学校から「今年もぜひ」と言うメールを直々にいただきました。
この小学校は、友人の息子さんが通っています。その友人は4人のお子さんがいて、20年近くこの小学校でPTAをしていたので、優遇してくれたのだと思います。
そこで、学校の近くのビジネスホテルを予約して、3日間通わせてもらうことにしました。
まず初日に小学校へ行き、校長室で担任の先生を紹介され、娘は先生に連れられて教室へ行きました。
私は校長先生と少しお話しして、教室を案内していただきました。
教室を外から見てビックリ。 黒板いっぱいにWelcomeの字と共に、子供達のメッセージや絵が描いてありました。
放課後、迎えに行くと、先生が「よかったら近くの児童館に行ってみませんか。クラスの子が案内しますよ。」と言って何人かの子供達が娘を児童館へ連れて行ってくれました。
3日目(最終日)に迎えに行くと、まだ体育の授業中でした。体操服がない娘は私服のままで目立つので、校庭にいてもすぐわかりました。「はないちもんめ」をやって、みんなが娘を取り合って人気者になっていたのがわかりました。
先生が、こんな写真を作ってくれて、(有志の)みんながお手紙をくれました。
もうこれで十分と言う気がしましたが、娘はおじいちゃんに会いたいと言い、この年も夫の実家近くの小学校に通わせてもらいました。
この年、娘の入ったクラスに海外からの転校生がいました。お母さんは日本人でしたが、その子はあまり日本語が上手ではありませんでした。
娘の体験入学中、一度、親子参加のイベントがあり、「半分成人式」の記念のアルバム作りをしました。
この時、気づいたのですが、保護者間には、暗黙の力関係のようなものがあり、仕切っているお母さんたちの意向にいろいろなことを合わせなくてはいけないようでした。アルバムに入れる写真の数、使うデコステッカーなど、みんな様子を伺いながら作っていました。子供も「自分がこうしたい」ではなく、他の子の様子を見ながら同じように作っていました。
我が家はと言うと....
両親で参加(アメリカの親参加イベントでは、両親参加がデフォルトだったので)
工作好きのパパがいろいろ口出しして、独自の道を突き進む
さらに10年間の写真も、これでもかというくらいたくさん持って行って、チョキチョキ切ってはコラージュにしていく(結果、娘のテーブルの周りは切り落とした写真で散らかっている)
これは、やっぱり体験入学者を受け入れるのを嫌がる親もいるな〜と思いました。
「異文化に触れる」と言えば聞こえはいいですが、コミュニティの和をくずされたくないと思う人にとっては、1年のうちの数週間だけ来る子供の自由奔放さが鼻につくこともあると思います。
そのイベントの時、唯一 娘と仲良く話してくれていたのが、海外からの転校生の子でした。その子は娘に先生が何を言っているかを聞くほど日本語力が弱かったのですが、二人で助け合っている感じでした。
その半分成人式のアルバムには、クラスの一人一人が全員宛にメッセージを書いていました。娘も25人分のメッセージをもらいました。私たちは「20歳になった時に、読もうね。」と言って可愛い封筒に入れアルバムに貼り付けました。
そして、おじいちゃん(義理の父)にもメッセージを書いてもらって封筒に入れました。
タイムマシーンのように10年後に開けて、その時ちゃんと読めるように、日本語の勉強を続けてね、と言いました。
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