私は大学院3年目くらいから、学会に参加するようになりました。その時から一度も自分が発表しない学会には参加していません。もちろん他の人の研究発表を聞いて、勉強になることはとても多いのですが、やはり参加するからには自分がやっていることも他の人に知ってもらいたいし、フィードバックももらいたいと思っています。

 

学生の時は、当然、自費で参加していたので、遠いところだと旅費も高くつき、採択されても出席を迷うことも多かったです。

この頃、私は毎年、カナダの日本語教育学会とアメリカのバイリンガル教育学会には出席していました。

 

以前も書きましたが、当時のアメリカのバイリンガル教育は「いかに移民(主に南米から)に早く英語を学ばせるか」が最大の関心事のようなところもあり、スペイン語以外のバイリンガル教育はとてもマイナーでした。

 

ある年、私の発表会場に、誰も見に来てくれる人がいなかった ということがありました。せっかく準備をしていったのに、とても残念でした。

その時、基調講演をしていたのが、ジム カミンズ教授でした。彼は90年代最も有名なバイリンガル研究者だったと思います。

1000人くらいが入る大きい会場がいっぱいになるほど、彼の講演は人気があり、私は会場に入ることもできず外のモニターでお話を聞きました。

ジム カミンズ教授は、カナダのトロント大学に所属していらっしゃいました。カナダの日本語教育学会は、中島和子先生が会長をされていた関係で、トロント大学で開かれることが多かったです。そして日本語学会がトロント大学でおこなわれると、ジム カミンズ教授がゲストで講演をされました。

このように、研究対象が違っても 大きい括りとしての「言語教育」としていろいろな先生方から話が聞けるのも学会参加の大きな収穫です。

 

 

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