私の両親は、日本の公立教育を受け、国立大学に進学したのですが、私は私立の大学に進学しました。学費は国公立に比べると高かったと思いますが、学費に関しては何の心配もなく当たり前のように親が出してくれました。
アメリカの大学院に進学した時、あまり学費のことを考えませんでした。というのも最初の州立大学への留学は「日本語」を教えるTA(teaching assistant) をするという条件で、学費が免除だったのと、次の博士課程では、受験と同時に奨学金に申し込み、奨学金が出てから大学院を選んだからです。
唯一、学費を自費で払ったのが、2番目の修士をアイビーリーグの大学で取った時でした。その時、すでに別の大学の博士課程に入っていたのと、2番目の修士のコースが夏の集中講座だったので、奨学金が申し込めなかったからです。
現在は州立大学に勤務していますが、州立大学でも州外の学生(留学生を含む)の授業料は私立並みに高く、おそらく自分が今、勤務している大学院に入ったとしても、TA(teaching assistant) ができなかったら、学費を払うことはできなかったと思います。また私が住んでいるロサンゼルス地域は生活費も高いので、ここに留学してくる学生はとても裕福なのだろうと察します。
どうして、アメリカの大学は私立が優勢なのでしょう。もちろん州立にも優秀な大学はありますが、アイビーリーグは全て私立だし、有名大学は私立で占められています。それは やはり私立大学が長年かけて大学の「ブランドイメージ」を確立してきたからだと思います。そして、優秀な教授を引き抜いたり、優秀な学生に魅力的な奨学金やその他の付加価値をつけて招聘するシステムが州立よりも長けていたのだと思われます。そして何よりも、高い授業料を個々から取ることにより、学生の数を減らすことができます。きめ細かい個人指導ができれば、学生の質も向上します。
よく日本人の人が「アメリカの大学は学費が高すぎて、大学に入れたとしても学生ローン地獄になる」とか「奨学金がもらえなかったので、行きたい大学に行けなかった」という話をしていますが、それは誰にでも当てはまるわけではありません。まずよく知られた私立大学では、親の年収が2500万円を超えていない限り、奨学金に申し込むことができ、一定の成績に達していれば学費が一部 全額 免除になります。親がアメリカ市民であり、税金を20年以上払っているというような規定がある奨学金もありますが、いろいろなオプションがあるので、「成績は優秀だったけど、お金がなくて希望する大学には行けなかった」という人はほんの一握りなのではないでしょうか。
日本の大学は、今が受験シーズンですね。
日本とアメリカ、どちらの方が受験が大変なのかは一概には言えませんが、アメリカの大学を目指すなら、まずは「どの大学で何がしたいか」を決めて 行きたい大学が決まったら、諦めずに奨学金や学費免除プログラムを探すのがいいように思います。
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