今日、研究室で同僚と話していたら、突然、知らない学生が訪ねて来ました。

「〜先生(私の名前)に会いたいんですが」と英語で言われ、「私ですけど」というと「質問があります」と言うので、同僚との話を切り上げて、その学生を研究室に入れると、日本語で突然「言語の教授法のクラスを取っていて、教え方の質問があります。」と言い出しました。

名前も名乗らず、この突然の質問に内心「その前に言うことあるんじゃない〜?」と思いました。

私が「この大学の学生さんですか。お名前は?どうして私の研究室にきたの?」と矢継ぎ早に質問したところ、交換留学生で1年だけこの大学に来ていること、日本人の先生を探して、私のオフィスの場所をインターネットで見つけて来たとのこと。

日本に帰ったら「得意の英語を活かして、英語の先生になりたい。」とのことでした。彼が英語が得意なのかどうかはわかりませんが(ずっと日本語で話したから)、「英語ができれば、誰でも英語が教えられるわけではないのよ」と説明し、今、取っている「言語教授法」のクラスでたくさん勉強して、頑張ってと励ましました。

私が行っていた大学院にも、日本からたくさんの「英語の先生」になりたい人がいました。

有名な英語の教科書を書いた先生がいたからです。彼は日本でも有名で、彼の名前を頼りに来ていた人も多かったと思います。

私が現在いる大学にも「英語教授法」のコースがありました。今は大学生のためのクラスが残っているだけで、大学院生のための「英語教授法」のコースはありません。

おそらく私がいる大学は「リサーチ機関」で「教授法」はもっと実践的なので、あまり重視されていないのかもしれません。

言語を教えるのには、資格とか経験も もちろん大切ですが、一番重要なのは「センス」のような気がします。今までたくさんの助手の人と一緒に「言語」を教えて来ましたが、最終的には、その人に教える「センス」があるかないかが決め手のようです。

それから、やはり自分自身が「言語学習者」であった時の気持ちをよく覚えていることも大切な要素だと思います。そう言う観点からも「1言語しか話せないモノリンガルがネイティブスピーカーだと言うだけで、その言語を教えるより、その言語を学習して上手になった人から習う方がいい」ことも多いです。

 

今日、突然訪ねて来て学生さんが、アメリカで英語を学習して苦労したこと、困ったことなどの経験を通していい先生になってくれたらいいな、と思いました。

 

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