非漢字圏(アメリカやヨーロッパなど)に住む日本人の子供が、補習校や塾などで漢字を習うと、みんな口をそろえて「漢字は苦手」「漢字は嫌い」と言います。
嫌いになる理由は様々ですが、「文字を覚える」という作業はかなり「視覚の刺激」が必要で、目にする機会が少ない文字はどうしても記憶に定着しにくいものです。
それに加え、日本国外に住む子供の場合、文字だけでなく言葉の意味も同時に習っていく場合が多く、脳に負担がかかってきます。
例えば「横断歩道」という漢字。日本に住む子供なら(ほとんどの地域に)横断歩道があり、「横断歩道を渡るときは、信号をよく見て」などとお母さんが言うのを小さい時から何度となく聞いているので、「あ〜、オウダンホドウは漢字でこう書くのか」と思いながら、漢字を学ぶわけですが、「横断歩道」がない(というかほとんど通らない)地域に住む子供にとっては、「オウダンホドウ」が何かを同時に学び、漢字も覚えるわけです。
マルチタスクが苦手な子供(というか小さい子供はだいたい複数のタスクを同時に行うことが苦手です)にとって、これはかなり負担が大きいことです。
それに加え、「ハネ」や「トメ」がどうのこうの、などと言われると「もう 漢字 嫌い〜!」は当たり前。
今日は娘が漢字の練習をしながら「ねえ、『カリニ』ってなあに?」と聞きました。それが「仮に」だとわかるまでにけっこう時間がかかりましたが、「仮に」だけを10回書く練習をしてもその使い方を知らないと、すぐ忘れちゃうんだろうな〜。