小説家になってから
初めて娘から
「すご! ずる!」
と言われた言葉である
エンタメ作家の最高峰に君臨し
『かがみの孤城』
の映画も家族で見に行ったし
ちなみに我が娘は
最近になってこそ
父親が小説家ということを周囲にあかすようになったが
しばらくは隠していた
友人から「誰? それ?」と反応されること必至だったからである
話がそれた
藤ノ木優です
先日の記事
↓
が、アメトピにピックアップされたようです
アメブロさん、ありがとう
トップブロガーらしく
頑張って記事を更新していきます
3日連続、頑張ってる
継続は力なり
さて、話を戻します
そうなんです
あの、辻村深月さんと
直接話をさせて頂く機会があったのです
昨年の角川三賞受賞パーティーに参加したときの話です
このときですね
↓
KADOKAWA社が開催している
文学三賞の合同授賞式&記念パーティーです
私は文学賞の最終候補からの拾い上げで
受賞が叶わなかった上に
当時は完全にコロナ禍でしたので
この手のパーティーが完全自粛されておりました
ちなみに、デビュー作の刊行時は
緊急事態宣言中(懐かしすぎるWord)で、
書店が大量に自粛休業しておりました
↓かわいそうな我がデビュー作
でも今年、刊行3年目でついに重版しました
また、話がそれてしまいそうです
書き散らしの怖さ
そんなわけで
元々受賞パーティーには憧れがあったのです
KADOKAWAさんからは
『アンドクター』
を刊行させていただき
さらに
こちらも原稿が上がっている状態でしたので、
ありがたいことにこのパーティーに招いていただいたんです
もう、煌びやかな世界に圧倒されました
びしっとスーツを着た記者さんが沢山カメラを構えてるし
着流し姿の作家さんも沢山いた
職業不明の業界人ぽい人も沢山いた
そこは明らかに
私がいる医療の世界とは違ったのです
圧倒されたと共に
文学会の光の場に対する悔しさもありました
(このことはいずれ別の機会に)
そして、授賞式後にパーティーが始まるのですが
噂には聞いていましたが
ものすごい豪華なものでして
巨大なホールを貸し切り
立食ビュッフェ
何百人もの人が歓談していたんですよね
私も、出版関係の人や
誰か作家さんの知り合いができればと思い
パーティーに参加しました
受賞者の前には
様々な出版社の編集者が
名刺を持って列をなす
なんて話を聞いていましたが
まじだった
本当なんだーと
その光景をぼんやりと見つめていたのですが
完全に大誤算が一つあった
ネームプレートがない!
だから、誰が誰だか分からない
(超有名人は流石に分かるけど・・)
私は創作塾にも通っていなかったので
リアルで知っている小説家さんが
その頃は一人もいなかった
だから、誰にも話しかけられない
煌びやかなパーティーに
一人ポツンと立っている私という構図が出来上がってしまった
(寿司とローストビーフはしっかり食べた)
そしてしばらくすると
担当編集者さんを見つけて、
ホッと胸を撫で下ろしました
編集者さんたちは
パーティーの運営側なので
大変忙しいのです
学会の運営もやったことがあるから
その忙しさは重々わかっていますが
頼れるのは担当編集者のみだったのです
そして、編集者さんから
「どなたかお話ししたい作家さんがおられましたら
私が繋げますよ」
というありがたい提案が・・
しかし、
しかししかし、
元々小説を読む人間ではなかったので
突然言われても、名前など出てくるはずもなく・・
しかし、わざわざ憧れのパーティーに参加したのに
煌びやかな空気に圧倒され
寿司とローストビーフを胃に収めただけで
その他収穫なく帰るわけにもいかず・・
うんうん唸った結果
私はそっと編集者さんに言いました
「辻村深月さんとお話ししたいです
ダメでしたら全然大丈夫なので・・」
エンタメ小説界の
トップオブトップ
雲の上の人
顔と名前が一致しないこのパーティーの中で
小説音痴の私ですら
知っている圧倒的な知名度
そして、彼女の小説は数々読み、胸を打たれてきた
辻村さんは、
山田風太郎賞の審査員もされていて
スピーチもしていたし、
パーティーにも出ていたのです
(そして、大量の出版関係者が列をなしていた
その光景はまさに、学会の有名教授のようだった)
なので、もはやダメ元でその名前を出したのです
いやーちょっとそれは
とか
ちょっと今は。。
とか反応されたら、
全然大丈夫です。また今度の機会に!
とか返そうかなと思っていたら
その編集者さんが、あっさり
「大丈夫ですよ。では私がアテンドするので
一緒に並びましょう!」
と言って下さったのです
え?まじで?
いいんですか?
戸惑いながら、私はその列に並びました
何を話そうか?
と混乱の中で必死に頭を働かせながら・・
長くなったので・・
次回に続く





