きゅーさんです
当直中ですが
正直つらい・・

忙しい

この先何年も
こんなに当直を出来るのか?

全く自信がありません

・・・

愚痴りました

・・・

さて、最近
子宮筋腫について
何回かお話しました

で、何度も

手術っていうフレーズが
出てきましたが

実際皆さんは
どんな手術方法があるのか?

ご存知ですか?

手術の方法を具体的に知っていないと
自分自身の治療の選択肢に
入り得ないですよね?

今回は
子宮筋腫の手術方法を
解説します

でもその前に
子宮筋腫の手術も
位置、個数、形によって
全然変わってくるので
是非確認して下さいね

子宮筋腫と診断されたら必ずチェックしてほしい3つの事

さらに
子宮筋腫がどんなものか
イメージが必要です

子宮筋腫は3~4cmの
小さいうちは
子供の頃よく遊んだ
スーパーボールみたいな
触り心地です

弾力があって
固くて
周りがツルツルです

そして
大きくなるにつれて
中心部が壊死
つまり腐ってしまい
ブヨブヨした様な感じになります

子宮筋腫の変性について

ただし、外側のツルツルの部分は
腐っていないので残っています

さて、子宮筋腫は
ツルツルした表面で覆われているので
他の部分からはがしやすい
という特徴があります

手術では
子宮筋腫だけ、キレイにむいて
はがす事が可能です

ここまで、イメージできました?

ではもしもあなたが
子宮筋腫によって
色んな症状が出現して
困っているとき

どんな手術方法があるのかを
解説します

まず分けやすいのは

子宮ごと取るか?
子宮筋腫だけとるか?


です

子宮ごと取るのは
究極の選択ですね・・

子宮筋腫で困っているし
生理とつき合いたくない

どうせ手術するなら
一緒にとって欲しい

そうすれば、
一生生理が無くなるし
子宮体がんや子宮頸癌の
心配も一生しなくてすむし・・


そう理由で
子宮ごととる方法が
選ばれます

複式単純子宮全摘術

と呼ばれます
(腹腔鏡の手術もありますが、今回は割愛)

もちろん、子供が欲しい方には
絶対やるべきでは無い手術です


さて、
今回詳しく話したいのは
子宮全摘では無くて
子宮筋腫だけ取る手術についてです

なぜかと言うと
子宮筋腫だけ取る手術は
バリエーションも多く
手術の結果によっては
その後の分娩方法や妊娠中のリスクも
変化するからです


子宮全摘術に対し
子宮筋腫だけ取る手術は

子宮筋腫核出術

と呼ばれます

そういえば
核出術って何だろう?

調べてみると
腫瘍や臓器を完全無傷な状態で
取り出す手術なのだそう・・

確かに、さっき説明した
子宮筋腫の性質を考えると
(ツルツルでむきやすい)
最適な方法ですね

手術のイメージは
そうですね・・

グレープフルーツを思い浮かべて下さい
皮が子宮の正常筋層
実が子宮筋腫

です

子宮筋腫核出術は
皮に切れ込みを入れて
中の実を取り出します

これで核出は終了です

イメージしやすいですね

グレープフルーツは
これで終わりかもしれませんが

子宮はしっかりもとに戻さないと
いけませんね
(当たり前!)

残った皮の部分を
丁寧に縫合して
手術は終了となります

現在核出術には

開腹手術

腹腔鏡手術

の2種類があります

違いは

術後回復の早さ
手術出来る施設の数
傷の奇麗さ
手術の難しさ
費用

等です

開腹手術は
お腹の臍の下くらいから
縦方向に10~15cm程度切開して
核出術を行います

そこまで大きくなかったり
取りやすそうだったら
恥骨の上を横に切開して
手術を行う事もありますが
(術後の傷が奇麗になりやすいから)
あまりやらない方法かもしれません

開腹手術は
産婦人科医として、基本的な手術なので
ほとんどの施設で行っている一般的な
手術方法になりますので
そこまで手術の予約等も大変では無いと思います

反面、大きな傷は残りやすいですし
術後回復にも時間がかかります
(入院期間は1週間程度、
仕事再開までは1ヶ月程度あけるのが一般的)


一方、子宮筋腫核出術の
もう一つの方法に

腹腔鏡での手術方法があります

腹腔鏡はお腹の

オヘソに1~3cm
両下腹部に1cm
右か左の臍の高さに3cm
程度の傷で手術をします

へそから、腹腔鏡という
内視鏡を挿入して
鉗子という、細い手術道具で
お腹の中で子宮筋腫をとってしまう

という手術方法です

取った子宮筋腫は
そのままでは、小さい傷からは
出せないので、電子ピーラーの様なもので
細長くして取り出します

さて、この腹腔鏡手術

傷が圧倒的に小さいので
とても奇麗になりますし

術後回復も早いです
(入院期間3~4日
仕事復帰まで2週間くらいが一般的)

ただし、
開腹手術に比べて
とても難しい
専門的な手技が必要なのです

そのため、
この手術をやっている病院が
とても少ないし
手術できるまで
半年や一年かかることも
十分ありますので
なかなか悩みどころです

かりに
子宮筋腫が不妊症の原因かもしれない方が
先に子宮筋腫を取りたいと思っても
すでに高齢妊娠の年齢になってしまっていると
一年後の手術を待つのは
妊娠にとってあまり良いとは言えないですよね

さらにに出血等が多くなった場合は
開腹手術に移行する時もあります

幸い日本では
みなさん自身が、治療方法を
ある程度自由に決める事が出来ます

ですので、
早いうちに自分の状態を把握して
手術になったら、どんな方法を選択するのか?

想像しておくべきなのかもしれません

またあまり子宮筋腫が大きくなってしまうと
腹腔鏡手術等は選択出来なくなる事もあるので
そのような事も、よく考えておくべきかと
思います

子宮筋腫の手術については
もう少し書かなきゃならない事があるので

次回にまわします

では皆さん、よい週末を