リシャール・コラスさんのサイン会
フランスでは2009年に出版された「SAYA」ですが、フランスの文学賞「Prix Culture et Bibliothèques Pour Tous(みんなのための文化図書館賞)」を受賞されたそうです。おめでとうございます!
そしてコラスさんご自身が日本語で執筆されたのが「紗綾 SAYA」。
9月に発売されてすでに第二版!すごいですねヽ(゚◇゚ )ノ
そして記念すべき整理券No.1!
・・・ところが真っ先にサインを貰えたのではなく、あくまでもサイン会待ちの列に並んだ順番が優先とのこと、
背広姿の方々にあっけなく先を越されました(笑)
そうしたわけで遅れをとったものの、無事サインを頂くことができました。
嬉しかったです!それしか言いようがなくてごめんなさい!(´▽`)ノ
それにしてもサラリーマン風の男性方が多かったのには驚きましたね。
嬉しそうにサインを貰っている姿から想像するに、かなり熱心なファンの方々のようでした。
その熱心さに負けじと時間が経つほどに女性達も次々と列をなしていたのが印象的。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇これから読むご予定の方で、少しの情報も入れたくない方はここまで♪◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ところで「紗綾 SAYA」は2009年にフランスの出版社Seuil社から発行され、気になる作品のひとつでした。
また一昨年、日仏学院の「読書の秋」のイベントでコラスさんの講演会があったとき、「いつか"SAYA"を
日本語で書きたい"とおっしゃっていたのを覚えていて、その日本語版を楽しみにしていたのです。
その日本語での執筆。
"翻訳を他の人に依頼するわけでもなく、自ら書く"というのはいったいどういう作業なのだろうという好奇心と、
あの講演会で、まずフランス語である程度話し、そのあと日本語で同じ内容を話すといった
見事なまでのひとり同時通訳ぶりを見せたコラスさんの卓越した語学力に対する憧れと、
もういろいろな思いで楽しみにしていたというわけです。
率直な感想としては、淡々と綴られる登場人物たちの心情の描き方に胸を打たれました。
それに加えて、それぞれの登場人物ごとに章が分かれていること、そして
書き分けた日本語の文体が新鮮で、それが結末に向かって収束していく様がまた面白い!
主人公の、リストラの対象となった中年管理職の男性と、女子高生の紗綾の登場場面だけ
どうしてこんなに生き生きと瑞々しく感じられるのだろう?と不思議なほど違和感なく
引き込まれていったのは、まさに筆の力によるものだと思います。
しかし、です。
それでも不穏な空気で覆いつくされた物語・・・
総頁数の2/3くらいまではどう展開していくのかを想像して、「まあ明るく終わることはないだろう」とか
「それどころかかなり暗いどん底を這うような崩壊劇にちがいない」と良くない方へ想像を巡らし、
心の準備をしていました。
ところが突然、読み手のほうが一瞬撹乱されるような一文があって、そこから読み進めるスピードが一気に加速し、あっという間に読了。起承転結の「転」にあたる部分には鳥肌が立ちました。巧いです。
ところで肝心のサイン会でのお話。
頂いたサインの下にサラサラっと描いて下さったのがこちらのイラストです。↑
コラスさんに似ていますよね(笑)
しかも頭にあるのはシ○ャネルマークの入ったはちまき!
小躍りしたのは言うまでもありません。
コラスさん、ありがとうございました
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コラスさんのインタビューが掲載されていましたので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
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