間が空いてしまいましたが・・・つづき です。
お店からサービスでいただいたワインでタチの悪い酔っぱらいに変身したB美![]()
最後、私が会計をした![]()
幹事はB美のはずだが、結局いつも私が集金して会計している。
みんなは先に外に出て、待っていてくれた。
B美は酔っぱらって、歩道でギャーギャーと恥ずかしいくらい大騒ぎしていた![]()
担当してくださった店長さんが見送ってくれた、その時だった。
「本当に失礼だとは思いますが、これ、読んでください。またのご来店お待ちしております。」
とメモと名刺と割引券を渡された![]()
店長さんは手がすごく震えていた。
申しわけないくらい深々と頭を下げ、顔が赤くなっていた。
受け取ると、そこには携帯電話の番号とメアド、私に対するメッセージが書かれていた。
とりあえずお礼を言って、私はみんなの元に戻った。
みんなで駅に向かって歩き始めた。
メモにはこのようなことが書かれていた↓
「お客様に対して本当に失礼だとは思いますが、どうぞお許しください。一目惚れしてしまったようです。きっと彼氏がいらっしゃると思いますが、お友達からお願いします。よろしかったら、ケータイにご連絡ください。」
何これっ
とビックリした![]()
この店長さん、こうやってお客をナンパしているのかなぁ
もしそうだったら、サイテーだけど・・・![]()
私はあの手の震えを見て、からかわれているのではない、と信じたい。
駅の近くまで行ったときに、
「くるみちゃーん、割引券か無料券もらったの?」
B美に遠くから見られていたようだ。
さすが、クーポンに敏感・・・![]()
「あ、はい・・・」
B美に割引券を渡した。
「ねぇ、他に何かもらっていたでしょぉ。ちゃんと見せてよぉ。」
「いえ、もらってないですよ。」
と言ったが、B美は
「絶対にもらっていたぁ!絶対にくるみちゃんは無料券を横領しようとしているぅ!!泥棒ぉ!!」
と大騒ぎを始めた![]()
通行人みんながコッチを見ている。恥ずかしい![]()
PちゃんQちゃんやその他の人たちも止めに入ったが、B美は闘牛のように大暴れし始めた![]()
B美に私のバッグを奪われ、全部ひっくり返された![]()
携帯に財布、手帳や化粧ポーチ、文庫本が道に散らばった![]()
みんなが慌てて拾ってくれた。
そして、メモをB美に発見されてしまった。
「何これ?さっきの店員にもらったの?ラブレターじゃない。」
PちゃんQちゃんも驚いていた。
「何でくるみちゃんなのよぉ。あたしじゃないのよぉ。」
そういうと、私はB美に体当たりをされた![]()
私は見事に吹っ飛んだ![]()
思いっきり倒れた。
私は生まれて初めて、街中の道のド真中で大の字で寝転んだような気がする。
ここまで頭が道路についたことなんて今までなかったと思う![]()
あ~、どうして私ってこういう目によく遭うんだろう![]()
「くるみちゃん、大丈夫!?」
みんなが目を丸くして起こしてくれた。
「よぉし、電話してみよぉ。」
B美は私の携帯を手に、電話を掛けようとしたので、今度は私がB美に飛びかかった![]()
「やめて~!!番号がバレたらヤダ!!返して!」
もう完全にタメ語↑
何とか携帯を取り返した![]()
その時、駅前交番のおまわりさんに声を掛けられた。
あれだけ大声で騒ぎ、さっきまで私が道に転げていたのだから、当然だろう![]()
もう、こんなことで会社に迷惑掛かったり、何かあったら嫌だ![]()
みんながおまわりさんに説明してくれたので、「気を付けて帰るように」と一言言われただけで済んだ。
メモも取り返し、ベロベロに酔ったB美は同じ方向のQちゃんと他数名に引きずられるようにして帰って行った![]()
帰る方面が同じのPちゃんと私は二人っきりになった。
「うふふふふふ。ごめん、くるみちゃんが道端で倒れていた姿を思い出すと、笑っちゃう。あははは。」
私に謝りながらも、Pちゃんは思い出し笑いが止まらなかった。
私も道であんなに寝転んだ自分の姿を思い出すと笑ってしまう![]()
「う~ん、あの店長、真面目な感じはあったから、コレ、本気なんじゃない?ワインもあんなにサービスしてくれたし。私は本気なんだと思うな。でも、無視でしょ?」
「もし本気なら気持ちは有難いですけどね。明日、このメモを会社のシュレッダーにかけます。個人情報だから。」
「くるみちゃん、どこまで真面目なの~?あははは。」
人事部に勤務していると、個人情報の取り扱いには敏感になっちゃいます![]()
次の日、私は店長さんからもらったものを全てシュレッダーにかけた。
気持ちは有難いけど、連絡する気は一切ナシ。
その後、何とか二日酔いは逃れた様子のB美が私のところに来た。
「ねぇ、きのうのメモ、貸して。」
「もうシュレッダーかけちゃいました。」
「えぇ~?クレームメール入れようと思ったのにぃ。」
「クレーム?何てですか?」
「あたしのかわいい後輩をナンパするな~って。あっ、お店の本社にクレーム入れればいいっか。」
出た、クレーマーB美![]()
「お願いだから、それだけは止めてください。お願いします。」
もうこれ以上面倒くさいことになったら嫌だったので、私はB美にお願いした。
「それもそうね。彼がお客をナンパしたってクビにでもなったら大変だものねー。彼、くるみちゃんに本気みたいだったし。もうくるみちゃんはあのお店には行けないわねー。大食いくるみちゃんにはリーズナブルでおいしくてよかったのにねぇ。」
はいはい・・・![]()
「あっ、あたしももうあのお店には行けないってことじゃない。」
なぜ![]()
「だって、あたしがくるみちゃんの知り合い、ってあの店長にバレているわけでしょ。きっとくるみちゃんと連絡を取るために、今度はあたしが狙われるわ。絶対にあたしが攻められる!」
すごい想像力![]()
「あたし、ストーカーされる!」
何だかB美の中で、どんどん変な被害妄想が膨らんでいるようだ。
「B美さん、気を付けてくださいね。」
「うん、ありがとう。気を付けるわ。割引券、本当にもったいない!!」
何だか知らないけど、B美が被害者だったような感じになり、B美は去って行った。
今回、B美に体当たりされ、道端で大の字で転んだことが私には本当に衝撃な出来事でした![]()
やっぱり「女子会」は苦手だ・・・![]()