雑記:仮面ライダーエグゼイド総括 | ダメ人間のホビーライフ

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トランスフォーマーやフィギュアについてただだらだらと書くブログ。

こんばんは~。
レビューをお休みしたことによりだいぶ自由な時間が増えたためここ数日は観溜めていたアニメを消化するのに時間を当てました。
たまにはリフレッシュも兼ねてお休みするのも悪くないですね。
一応撮影機材のほうは着々と準備を進めている所なのでご安心を。

さて本日は久々に感想系の記事を。
やっぱり自分は見たり感じたりしたものに対して個人的な感想や評価を書くことが大好きなのでレビューお休み中の間はこういう記事も書いていこうと思います。
んで今回は先日放送終了した仮面ライダーエグゼイドに対する感想です。
自分としてはここ数年のライダーの中で久々(具体的には鎧武以来)にいろいろと考えさせられる作品だったので何がよかったか、何が悪かったかということを今後私が振り返ることができるように書きとどめておくことにしました。

前もってお詫びしておきますが、今回の記事は完全に個人的な意見であり捉え方によっては一部の人に不快な思いをさせてしまう可能性があるのでそこはご了承ください。
また異論は受け付けていますので反対意見などがあればコメント欄にどしどし書いちゃってください(ただし明らかな荒しや誹謗中傷は削除します。)
それではスタート!

〈この作品のよかったところ〉
・キャラクター
このエグゼイドには非常に魅力的なキャラクターが多く見ていてすごく楽しめました。
中盤になって自身に対する様々な秘密が発覚しそれに葛藤しながらも患者を守るために戦い続けた宝条永夢、恋人を失った悲しみから仮面ライダーになり一度は裏切ることもあったが最後は覚悟を決めた鏡飛彩、不器用ながらも過去の因縁から「未来の無い自分だけが戦えばいい」という他人の未来を尊重する花家大我、最初こそ他人を利用していたが次第に和解していき幾度となく仲間を支え続けた頼れる存在である九条貴利矢などメイン4人のライダーにはそれぞれ独自の「正義」を胸に抱えており、対立することはあったものの最後には一つのチームとして世界を救ったその姿にはグッとくるものがありました。

またこのエグゼイドは人間だけでなくバグスター側の葛藤も描いており、ポッピーやパラド、グラファイトなども作品を語る上では欠かせないような存在でした。
特にパラドに関してはとても印象に残っていた展開があります。
このキャラクターはゲームを楽しむということに執着し「ゲームを楽しむためなら人を巻き込んでも構わない」という「自分の才能に酔って新しい玩具を求めはしゃぐ、生命倫理への認識が希薄な子供です。
しかしクロノスの能力の影響でラヴリカが復活不可能となった際、「仲間の死」を目の当たりにした事で何度でもコンテニューが可能というバグスターの優位性がなくなった事を理解したのか、今までの余裕そうな一面は完全に消え失せ戦慄した表情を見せるようになります。
そして永夢との最後の決闘で永夢により敗者のエンディングというものを突き付けられたことで死の恐怖に囚われるというシーンです。
ここでパラドは今まで人間達から奪ってきたコンティニューできない生命の重みを痛感し泣き崩れ「命の大切さ」ということを知らしめられます。
「ゲーム」と「医療」この全くと言っていいほど接点がない二つのテーマをここまでうまく融合させ、とてもメッセージ性のある展開にすることができたというのには脱帽でした。
・奇抜なライダーのデザインとその伏線
これに関しては大きく意見が分かれていますが僕としてはアリだと思います。
弱そうなレベル1からレベルがどんどん上がって成長していくその姿はまさしくゲームのキャラクターのような変身過程であり上手く表現できていたと思います。
他にも4人プレイということを意識してパーツが分離して各ライダーに装着される「ドラゴナイトハンターZ」、2人プレイということで変身した瞬間に2人に分裂するという前例がない「マイティブラザーズXX」、二種類のゲームを使い分けることができるという特性を活かした「パラドクス」、大きな着ぐるみを纏って戦うというこれまでのライダーにおけるシルエット像を覆した「マキシマムゲーマー」などこれまでにないようなとても異色で面白いライダーのデザインがバンバン出ておりこれは「エグゼイド」という作品だからこそできた芸当だと思います。

特に私が取り上げたいのは「マイティブラザーズXX」であり情報公開当初は「分裂する強化形態?うわー流石にないわー」と思っていたのですが実は永夢の二重人格という設定が色濃く反映された作品において重要なポジションに当たる伏線形態であり、中盤においてのパラド乗っ取り騒動に関しては驚いたと同時に「そういうことだったのかー!」と思わず言ってしまうような感動がありました。
思えば二重人格という設定は第1話から念入りに伏線が張られてあったりするなど筋がしっかりと通っていて分裂という設定は納得のいくチョイスだったと思うし、この騒動が終わった後は「使わない」ではなく実質上「使えない」という状態だったので、こういった中間フォームが終盤になって登場しなくなるという問題点にもしっかりと説明付けされ、さらに終盤になってパラド復活のために再び使用されるなど物語が進むにつれ
「1人で2人のフォーム」→「2人で別々のフォーム」→「2人で1人のフォーム」
とまさしく「俺がお前で、お前が俺で」を体現していたりとエグゼイドというか、ライダー全体として見てもかなり好きなフォームになりました。

その他にもパーフェクトノックアウトは反転するとエグゼイドと同じカラーリングになるようになっていたりとこういった細かい部分でもギミックが盛り込まれており見ていてとても面白かったです。
・檀黎斗
上記の通りエグゼイドにはとても個性的なキャラクターがいてどれも魅力的だったのですが中でも僕が気に入ったのがこの檀黎斗です。
僕がこのキャラクターが好きだった理由としては
「最後まで独自のキャラクター性を崩さなかったこと」
というのが上げられます。
このキャラクターは「私は天才である!」「私以外が作ったゲームは認めない!」という一言で言ってとても自意識過剰で目的のためならば一時的とは言え貴利矢も葬り去るという人間の屑のような性格でした。
なのでぶっちゃけると個人的にはこういった性格はあまり好みではないのですが、CR側に入った後でも「自分は神である!」というスタンスは崩さず、これまで自分が犯してきた過ちに関しても「謝罪をするようなことをした覚えはない」と返す。
またニコがゲムデウスウィルスで消滅の危機に陥った時でも「バグスターとして生まれ変わってしまえば問題ない」と人としては考えられないような返答をしていたあたりこのキャラクターは最後の最後までクズを貫き通し続けたという点では評価したいです。
ただ後述しますが、このキャラクターは一番良かったキャラクターでもあり一番悪かったキャラクターでもあります。






〈この作品の悪かったところ〉
・バイクがあまりにも活躍しない
気にしていない人は多いと思いますが僕としてはものすごく不満でした。
去年のゴーストあたりから道路交通法による規制は顕著にみられましたが、今作も尋常じゃないくらいその影響を受けていました。
今回設定上「仮面ライダーがバイクになる」という展開があり、一言で言ってしまえば斬新ですが悪く言えば出番が減ってしまうということも意味しています。
まず「ライダー用のバイクが一台しかない」という状況下なので当然エグゼイド以外のライダーたちはバイクに乗ることができず、ゴーストの序盤でもあったバイクアクションすらも不可能となりました。
また「仮面ライダーがバイクになる」ということは乗る際は半場強制的にそのライダーと一緒での行動を要求されるのでそういった状況になる展開が少なくあまり使い勝手がいいとは言えませんでした。
一応爆走バイクガシャットをキメワザスロットホルダーに差し込むことでバイクを召喚したりすることは可能であったため公開された当初は期待していたのですが、結局使われたのはたった二回であり最後には貴利矢が生身の状態で乗っていたりするなどの矛盾点も見られ「それできたならもっと前からやってよ!」と思ってしまいました。

 

あと完全な余談になるのですが現在管理人はYouTubeで公式配信されている「仮面ライダー剣」を再視聴しておりまして、この作品のライダーが乗るバイクは平成ライダーのバイクとしては珍しく変形合体機能がなくてギミックには欠けるのですが、それでも毎回のように乗り回していて「ライダーしてるなあ…」とつくづく実感させられます。
やはりこういった多人数ものでは少なくともメインのエグゼイド、ブレイブ、スナイプの三人には専用バイクを用意してほしかったなとは思いますが、そうすると今度はレーザーが目立たなくなってしまうというのもあり難しいですかね。
「仮面ライダー=バイクに乗る」という考えはもう古いんでしょうか(次のビルドのバイクもミラーが増設されていないあたり使用回数が極めて低いということが予想できる)
・檀黎斗
「お前さっきよかったところに書いてたじゃん!」と言われそうですがその通りなんです。
僕としてはこのキャラクターは最高で最低なキャラクターだったと思います。
理由は大きく分けて二つあり一つは執拗なネタキャラ化。
ここ数年で平成ライダーには戦極凌馬や蛮野などいわゆる悪役における「ゲスキャラ」が出る傾向にあるのですが今回の黎斗がそのゲスキャラです。
前者二人は所々ネタになるところはありつつも「悪役」としてのスタンスは崩さず最後には破滅するというまさしく「正義は勝って悪は滅びる」を体現したキャラクターでありとてもスカッとした終わり方だったのですが、この黎斗に関しては正直言ってウザいくらいネタキャラ化が進行し最終的には生き残ってしまうという終わり方でした。
勿論このキャラクターが人気だということは事実ですし、生き残ったことに関してもこのキャラクターが好きな人にとっては嬉しいことだとは分かっているのですが個人的にはここまで悪事をしてきたのだから最後はそれ相応の罰を受けてほしいと思いました。
まあ完全な好みなのですが所謂自分は「草加雅人」のようなキャラクターが好きなんですよね。
なので顔芸やオーバーリアクション、「宝条永夢ゥ!」の下りに関してはあまり良い印象を抱いてはいません。

そして二つ目は影響力がでかすぎという点です。
はっきり言います。このエグゼイド自体はものすごくスケールが小さい話でした。
なぜなら事の発端は全て檀親子にあり物語自体はこの檀親子による大迷惑なお家騒動にみんなを巻き込んでるだけなんですから。
特に終盤に至ってはそれが顕著に出ており見ていて飽きを感じてくるほどでした。
またハイパームテキの作成、ハイパームテキにセーブ機能の追加、ゲムデウスワクチンの開発、クロノスの居場所に行けるチートコードの開発など終盤における困難への解決策は黎斗が用意しており(ゲムデウスワクチンに関しては貴利矢もだが)黎斗がいなければ何も解決できませんでし、そもそも全ての発端は上述の通り黎斗にあったわけなのでますますスケールの小ささを感じさせられました。
しかもこの間、一番動かなきゃいけない存在であるはずの永夢はというとただ黎斗から貰ったガシャットやシステムを使って戦っているだけであり「主人公としてそれはどうなの?」と思ってしまいました。
特に最強フォームに関してはとてもアッサリしすぎておりゴーストの時もそうでしたがあまりにも面白みに欠けていてつまらなかったです。
クウガのように危険な力だと分かっていての決死の覚悟での変身、ブレイドやオーズのような初期は制御が効かず暴走しやすいという危険性、ウィザードのような最後まで諦めなかったことによる自分自身で得た力など僕としては最強フォームというのは主人公にとって大きなハードルでもあり一年間という長いストーリーにおいての大きな成長場でもあると思うんです。
それをこんなにアッサリと得てしまった上に作ったのは今回の騒動の発端である人物というのがとても気に食わなかったです。
ただ逆にマキシマムマイティガシャットに関しては永夢、飛彩、大我、貴利矢の四人の力によって得た力というのもあり好きでした。

・クロノス復活しすぎ問題
この作品はとても伏線回収が秀逸なのですが、それは主に2クール~3クール目の話であり4クール目に関しては全て出し尽くした感がありグダグダ感が否めませんでした。
具体的には
「正宗が騒動を起こす」→「ピンチになる」→「解決する」→「正宗を倒す」
という流れがずっと行われているような感じがしました。
一応飛彩の決意やパラドの改心といった展開や多少の伏線もありましたが、想定外の回収に持っていっていた前半に比べると4クールはもはや息切れを初めて「想定通り、または想定以下の回収」が多くなっていました。
言ってしまえば上記の飛彩やパラドのように無理やり伏線のあるキャラクターをストーリーの軸に立たせて一話丸ごと伏線回収に使うというのが頻繁でした。
全部正宗との戦いで回すようになってしまったというのも不満です。
正宗やゲムデウス以外の強力な敵キャラがもっといて倒していく展開、所謂「仮面ライダー剣」でいうトライアルシリーズなどがいたら各回の盛り上げを飽きさせなかったのかもしれません。
流石にクロノス倒す→パワーアップして復活をずっとやらされ続けると見てるこちら側としてもグダグダ感が否めないので…。
これだと良い展開で倒しても結局は蘇って単に興ざめさせられるだけですし。
よりにもよって最終回ですら倒した直後に高笑いして爪痕残して消えていくというものすごい後味の悪い終わり方でしたし…。
個人的な意見になりますが、このエグゼイドはSHTの放送時間変更の都合もあり放送期間が例年と比べて一年少なかったですがそれでよかったと思います。
あと一か月以上グダグダな展開を見せられたと思うと…。

 

 

 

 



総評
一応他にも言いたいことは山ほどあるのですが、残念なことに文字数が足りないのでとりあえず個人的にかなり気になった点だけ絞りました。
他にも使えるはずなのに使わない、所謂「ベストを尽くさない展開」、説明不足な展開が多いなどありますが、まあこれに関してはこのエグゼイドに限った話ではないような気がしたので省略します。
色々と酷いことは書きましたが終始グダグダというわけでなく、比較的スムーズに物語が進められていた上、中盤にはアッと驚くような大どんでん返しが待ち構えていたりと回を重ねるごとに面白くなっていきとても楽しんで見ることができました。
ただ上記の通り終盤の展開についてはチラホラと目に余るものがありいろんな意味で惜しい作品だったなあと思いました。
なので僕としてのこの作品に対する点数は70点といったところです。

最後に、ここまで読んで下さった方々ありがとうございました&長文駄文大変失礼いたしました。
そして、
仮面ライダーエグゼイドの製作陣の方々、1年間本当にお疲れさまでした!