頭でわかっても身体は変わらない? 実際のワークで参加者に起きたこと | 人が前に進めないとき、何を扱うか|支援者のためのBMS・心身相関アプローチ

人が前に進めないとき、何を扱うか|支援者のためのBMS・心身相関アプローチ

東京藝大卒・元ソニーミュージックディレクターの皆川公美子が届ける、女性リーダーのための「神経系アップデート」。最先端の神経科学と愛着理論から、脳の過緊張(食いしばり)を解放し圧倒的な器を創ります。

HSP・対人支援者のための、神経系から整えるボディマインドアプローチ。
皆川公美子です。

 

「なぜ、わかっているのに変わらないのか」
「なぜ、関わっても同じところで止まるのか」

──その“詰まり”を
神経系 × 発達・愛着の視点から読み解き、
人が機能する状態へと還るサポートをしています。

 

これまでに、のべ8,500名以上の方に伴走。

 

人を支える仕事に携わる方や、
対人支援・マネジメントの現場で
「あと一段、精度を上げたい」と感じている方へ。

 

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今タームの身体感覚WS を5回開催しましたがレビューをお送りしたいと思います。
 

【対人支援者のための身体感覚WS】

2026年2月8日(日) 13:00〜16:30  →終了

2026年2月18日(水) 13:00〜16:30  →終了

2026年3月1日(日) 13:00〜16:30  →終了
2026年4月5日(日) 13:00〜16:30 終了
    4月15日(水)10:30~14:00  →終了

対人支援者向け身体感覚ワークショップ 東京開催



いくつかのトピックに分けられると思いましたのでコメントいただいたものを5つくらいのトピックにわけて
それに対してコメントをしてみたいと思います。
 

 トピック① 「身体はずっと話しかけていた」

 

ご加者の中から、こんな声が聞かれました。

「身体は痛みや不調でサインを出してたと思う。でも忙しくて全部無視して突っ走っていた」

「身体ってこんなにおしゃべりなんだ、と思った。これからはたくさん会話していきたい」

「実はここが痛かったんだ、と気づいた部分があった」

 

自分の身体が発するサインに気づかないまま、あるいは気づいていても後回しにしたまま過ごしてきた、
という経験は、多くの参加者に共通していたようです。


▶ 皆川のコメント

心身の不調、不定愁訴というものは誰でもなにかしら体験したことがあるのではないでしょうか。
食品添加物
空気の汚染
ワクチン問題
香害
など世の中は便利に向かうたび、自然とは違った方向にむかったきらいがあるかもしれませんね。

今では身体を「すこやか」「不安なく元気」に保っておくのが難しくなってしまったとは

思いませんか?

 

そのなかでも「心と身体の関係」は昔から言われているわりには
最も無視されているものかもしれません。

身体ワークを安全が確保された場で
静かに行っていくと
誰でもご自身の身体がほんとうはなんと言っているのか
理解することができます。
 

 

ワークショップでマットに座る人々

 

 

 トピック② 「触れてはじめてわかる、身体の存在感」

 

ボディスキャンのワーク後、参加者からはこんな感想がありました。

「自分の身体ってここにあったんだ、という感覚」

「鏡で見たらわかることだけど、触ったら『こんなに立体的だったんだ』と感じた」

「普段は自分との一体感がなかったんだな、と感じた」

「ワーク前は頭のおしゃべりがすごかった。終わったら静まって、すこやかさが上がった気がした」

 

見る・考えるではなく、触れる・感じるという体験が、身体との距離を一気に縮めることがあります。

 

▶ 皆川のコメント

 

そうなんです。
わたしたちは「主観で感じる」のチャンネルがあまりにも置き去りにされています。

感情や感覚を話すことが
あまりにも社会のなかでタブーになってしまった。

今は何を言うべきなのか
「空気を読む」「判断する」ことばかりやっていると
自分の感覚=身体が認識できなくなります。

身体をおきざりにすると、不定愁訴と言われる身体の調子の悪さが
来ることが多いので
どうぞご自身の身体の感覚を捨てずに暮らして行きましょう。
 

 

身体感覚WS参加者の様子

 

 

 トピック③ 「境界線は、頭ではなく身体で感じるもの」

 

距離感ワークをやりました。
自分の感覚を研ぎ澄ましたあとに行うと、相手との距離感をどのくらい「身体が」望んでいるのか
浮き彫りになります。
このワークでは、こんな気づきが生まれていました。

「向こうから来ていただくときに、ピリッとする瞬間があって、明確に『ここ』とわかった」

「こっちから相手に向かうときは難しくて、ガンガン距離を縮めて行ってしまって正直どこで止まるのがいいのか、わからなかった。——人間関係そのままだと思った」

「来てもらうときに、もっと受け入れなきゃと感じた自分がいた。申し訳なさも出てきた」

「境界線」というと、言葉でどう伝えるかに目が向きがちです。
でも実際には、身体がまず反応していて、言葉はそのあとについてくるのかもしれませんね。

 

▶ 皆川のコメント

「境界」という言葉がとてもはやった時期がありました。
「相手とのあいだに壁をイメージする」などのワーク、これは入り口としてはとても重要です。
でも生きているすべての時間において境界を意識しているなど、できますか?

境界というのは突き詰めていくと身体感覚なのです。
グランディングやセンタリングの感覚がしっかりと「軸」として育ってくると
その人は「境界問題」で苦労することはなくなっていきます。

 

 

 

ボディマインドシナジー講座、参加者の身体感覚WS

 

 

 トピック④ 「自分より、相手を先に見ていた」

 

距離感ワークを通じて、自分の感覚よりも相手への配慮や視線が先に動いてしまう、というパターンに気づいた参加者が複数いました。

「相手のことばかり気にしてしまって、身体の感覚にまでいかなかった」

「来てもらうときに、サインが来ない自分に不安になって、相手が嫌じゃないかなと思った瞬間にドキドキしてストップした——身体じゃなくて、気持ちで判断していた」

自分の身体感覚よりも「相手にどう見られるか」「相手を不快にさせていないか」が先に動く。
このパターンは、境界線の話と深くつながっています。
 

▶ 皆川のコメント

このことに気づかれた時点でとてもすばらしいです。

そうなんです。HSPの多くの方は「自分の内側に起こっていること」よりもさきに
「外側」に意識が向きます。
そうやって「場の安全や平和」を子ども時代から担ってきた人が多かったこと!

大人になって、自分の人生をより自分らしいものにしたいと思ったときには
「一旦自分に」意識を向け直す訓練をしていく必要があります。
そこにはお宝が眠っています。

 

 

 トピック⑤ 「知っていることと、感じられることは別だった」

 

参加者の中で印象的だったのが、「神経系のことは知っている」「いろいろ学んできた」という前提を持ちながらも、
「身体に落とし込めていない」と感じている方が少なくなかったことは多くのシェアからわかりました。

「いろいろ学んだけど、やっぱり反射的にシャットダウンしてしまうことに気づいた」

「自分の神経の状態は頭ではわかってきた。でも、いざというときに圧倒されるのは身体なんだと痛感している」

「身体は感覚を優先すると、自分の中の価値観を変える必要があるかもしれない、と思った」

知識として「わかる」ことと、身体として「感じられる」こと。このふたつの間には、確かなギャップがあります。

 

▶ 皆川のコメント

わたしたちはアタマの判断だけで暮らしすぎてはいないでしょうか?

不定愁訴は身体からの「イエローランプ」です。

年をとったら病気になるのは仕方がない、などと思わないでいきたいですね。

「日々の事情」に合わせる必要があるのは大人のわたしたちですが
ほんとうにそこが境界のありか、なのか?
ほんとうにひとこと言ってはいけないのか?
ほんとうにそこは自分が無理して惹きうけるところなのか?

そのことに目を向けてみるのはいいことです。

「自分を開け渡しすぎてはいけない」

わたしはいつもそう思います。
元気な老人でありたいですね!


お読みくださりありがとうございました。

 

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詳細はこちらにあります。

対人支援者向け身体感覚ワークショップ 東京開催

 

 

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