HSP/HSC 専門 国家資格キャリアコンサルタント皆川公美子です。
昨日、親友とランチをしました。
彼女はかれこれ15年くらいのおつきあいで
次女が幼稚園だったころにママ友として知り合って
お互いに惹かれてとても深く、家族同士のお付き合いをさせていただいています。
Sさんは、HSPではなくて
主婦をしていらして
家族の太陽であり、
でも話し方はとても静かで落ち着いた雰囲気をまとっていて、
だんなさまは今でも彼女にメロメロで、
子どもたちもいつもそこでくつろいでいられる、
気のいい家はいつも空気がキレイで、
よく手入れされたお皿や家具がそこにはあって、
これ、どこに売ってるの?という、でも高価でない普段のお菓子をたくさん知っていて、
幸せそうで、
とっても心が美しくて、
人の気持ちをとても大切にする、
品格というのは彼女のためにある言葉だと思う、
そんなとっても美しい人なんでございますよ。
で、昨日は数ヶ月に一度のランチでした。
家族同士の近況報告から
なにげない、幸せに満ちた時間がすぎていき
日常の会話をして
お皿のうえのおいしい食事がほとんど終わりに近づいたとき
最近仕事はどうなの?という言葉が彼女の口から出ました。
HSPについてを私は少し説明し始めていました。
彼女の家は、5人家族なのですが全員が非HSPだろうと思われます。
(もしかしたら息子君はHSPかもしれないとも思っている。敏感性はなく
単に内向くんなのかもしれません)
HSPと非HSPさんの感じ方の違いとか、
どんなところに疲れるのかとか、
どういう風に敏感さが出るのか、
そういうことを話していました。
そのときに
彼女のかすかな表情に
「そのめんどくさい話、やめようよ」というニュアンスがでて
彼女はやんわりと話を変えたんでした。
今考えると、私はやっぱり悲しかったんだと思います。
自分の悲しさに気づくと、その場の雰囲気が壊れちゃうかもしれないと思って
巧みに自分の感情を殺したけれども
これまで何千回も感じてきた、
「やっぱ、私の言うことなんて理解できないよね」
と言う何とも言えない悲しさが浮かんできたのでした。
「浮いてしまっている、変わり者すぎる、私」
いつもそこはかとなく諦めている感じ。
最近はHSPの人としかお付き合いしていないので
そういう身体感覚を
ほぼ忘れかけていたのですが
少数派ならではの、疎外感の正体です。
小さい小さい時からずっと感じ続けてきた
「どうせ言ってもわかってくれないでしょ」という感じ、
親の前で決して本音を言わなくなっていった自分、
そういうもの残像が一瞬のうちにどばっとやってきました。
これまでずっと会話のなかで
これは彼女にとって理解できることがらかどうか?
これは彼女を楽しませることかどうか?
これは彼女には共感できることがらかどうか?
を注意深く 瞬時によりわけて
話題を決めていました。
もちろん自分の話したいことを話しているわけですけれど
今興味のあることや
たくさんの引き出しのなかから
巧みに彼女に喜んでもらうことをより分けていた
自分をはっきりと認識しました。
たいていの場合
彼女は聞き役が好きで
とってもおもしろがってわたしの話を聞いてくれて
わたしは彼女が喜ぶ新しいニュースや世間のなかで
話題になっている事柄を一生懸命探して
提供していました。
それはとっても楽しい時間です。
でもHSPの話題を少ししてみたときに
彼女はセンスのいい、クレバーなやり方で
やんわりと話題をかえました。
彼女からわずかな
「久しぶりのランチだよ・・・めんどくさい話やめようよ」
「その話、なんかの役にたつの?」というかすかなエネルギーを感じたとき
諦めと共に、
だよね。
という気分がやってきて、
わたしは正直に・・・・黙りました。
命をかけて大切にしている話は
受け入れられなかった。
仕方がないよね、
彼女はそれが何の話だか
理解できないもの。
わたしにとって大切な話であることも
わからないもの。
感覚に開きがあるって、
差次感受性って
こういうことだもの。
そのあとも会話は普通に続き、
変な言い方だけれども
「ことなきを得」ました。
でも昨日のわたしが偉かったところは
「この悲しさをわたしはきちんと見てあげないとな」って
きちんと思って、
自分の心のなかを覗きました。
そこにあるのは
大きな悲しみと
諦め。
「トリガー(引き金)」が日常のなかに出現した、という出来事です。
ものわかりのいい顔でやりすごすのではなく
これ(自分の感情にフタをしたりするやり方)
いつもの自動反応だよね。
とわかってあげる必要があります。
小さな、わたしちゃん、
痛かったね。
相手に悪気はなかったけれど、
痛かったね。
そう思いながら、帰りました。
・・・・・・・・・・・・・・・
夜に彼女からラインがありました。
「HSP、わたしは違うわよ。みたいな表現しちゃったらごめんね。
わたしも分かってもらえないなあって経験をたくさんしてきたから
どんな人でも気持ち良く呼吸できる世の中になって欲しいって
願ってるよ」という暖かい言葉でした。
彼女のさすがのセンスと感性に感嘆しつつ、
とてもありがたいと思いました。
そして今のわたしは、
もう一つのことを知っています。
相手を受け入れるときの
たったひとつの言葉。
それは
「あなたの考えていることを教えて?」です。
小さい頃からずっと
母からそれを言って欲しかった子どもの私がいました。
今はもう、人に言ってもらえなくても
わたしはわたしの親であることができていて、
自分に向けて
今どんなこと感じた?と
聞いてあげることができます。
そして
私自身、大切な人にはそれを聞ける人間でありたいなと
思っています。
相手の心とのあいだに橋をかける言葉、それは
「あなたは今、どんなふうに感じた?
よかったら聞かせてくれる?」
昨日のHSPあるあるな小噺でした💖
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