HSP/HSCプロデューサー 皆川公美子です。
HSPさんには美しいものアートを愛する方が多いですね。
こちらはアートチャンネルとしてお楽しみください。
映画「We Margiela」を見ました。
静かなインタビュー映画。
とってもよかった。
マルタン・マルジェラは
90年代当時ものすごくマニアックなイメージで熱烈なファンがいた小さなメゾンという印象でした。
その後DIESELに買収され、今はとても成功しているブランドの一つでしょう。
メディアには一切姿を見せず、でも97年〜2003年にはエルメスのウイメンズ・プレタポルテも手がけ、いつもファッションの最先端にいたマルジェラは2009年突然表舞台から姿を消しました・・・・。
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この映画では主人公マルジェラは姿を見せません。
マルジェラを大学時代に見出して、一緒に創業し、経営を影で支えたジェニー・メイレンズ(2017年没)はじめ、メゾンを支えた面々のインタビューによって構成されています。
(ル・シネマのページよりお借りしています)
クレイジーとも見られる天才マルジェラと空中分解していくチームの葛藤が描かれています。

(ル・シネマのページよりお借りしています)
それは私自身20代の頃から何度となく目にしてきた光景。
芸術的衝動というのは、常に一人称で現れて、そこに他者の欲求や視点は介在しない。
「他者に好かれようとする欲求と向き合い、いかにそれが危険なことであるか考えなければならない。しかしその一方で人間にはそれぞれ好き嫌いというものがあり、それぞれが向き合う対象も千差万別、そこでバランスを見出すのは難しいことです」(メイール監督)
ビジネスとクリエイトの間に立っていた共同創業者ジェニーの言葉。
「他人を喜ばそうとすればいい結果は生まれない。より独自の方向に突き進むべkなのです。長期的に考えれば、システムに依存せずに自由を得ることができるはず」
これはなかなかにできることじゃないですよね。でも彼女はずっと不安と一緒にいながらもずっと信じる道を貫いていました。
実際、ビジネスが回らなければ次の資材を買うこともできない。
人を雇うこともできない。
ニーズが視点にない商売なんてあるの?という人もいるでしょう。
ビジネス界にはニーズを考えない経営者などいません。
自分の想いだけでなく、働いているスタッフや従業員の家族も当然関係していますから。
それでも世界には、クリエイターを命がけで応援する人がいて
それをビジネスの世界で実践している人もいる。
ジェニーのインタビューは、その両方の世界の板挟みをありありと感じましたし
苦しい本音が滲むものでした。
それでも、
それでも人は自分の人生を大切に思えば思うほど
今信じる道を突き進むしかない。
クリエイトとは何か?をいちばんに大切に思う壮絶な人生と人々の葛藤。
印象に残るいい映画でした。
(ル・シネマのページよりお借りしています)
表現をしたい方、
絵を描きたい方、
命の発現のままに、どうぞお描きになってください。
その小さなでも大切な衝動を
見過ごして置き去りにすることがありませんよう。
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My Bunkamura
ル・シネマ
『We Margiela マルジェラと私たち』
◆2/8(金)よりロードショー!
[2/22(金)~2/28(木)]
連日…17:35 / 19:45~(終)21:45
[3/1(金)~3/7(木)]
連日…15:15 / 17:30 / 19:45~(終)21:45
※3/8(金)以降上映時間変更の可能性あり


