【そこに山があるから、がようやく理解できたわ】
女性で唯一のピオレドール(金のピッケル賞)受賞者の谷口けいさん。
世界のトップアルピニストなのに2015年に北海道の予期せぬ場所で滑落し、命を落としました。
登山家仲間が著した「太陽のかけら〜ピオレドール・クライマー谷口けいの青春の輝き」を読んで、
人のなかに共存する強さと繊細さについて学ぶことがあって、書こうと思います。
けいさんはいつなんどきも鉄の意志とゆらがないポジティブな姿勢を持っていた驚くべき女性だった、
というパブリックイメージの方です。
わたしはもともと登山家てまったく理解できない、
「降りるのになんで登るの」くらいなもんで
エベレストに無酸素登頂する!とか
誰も挑戦したことのない絶壁から攻める!とか
はあ???
という種類の人間なのですが、
谷口けいさんが
幼きころはおとなしく繊細な子で
多くの友人が「けいちゃんは心に空洞をもっていた」と言っていたところに注目しました。
彼女はパブリックイメージとは違い
とっても繊細な内面を持つ人だった。
その揺れる心を自分であやしながら彼女も必死に生きていた、ということがわかってきて
ああ、谷口けいさんは山に登らずには生きていられなかったんだなあって思ったんです。
書いていること自体が自分への癒しなんだと作家の先生はよく言っている、
踊ってないと自分じゃない、とダンサーは言う、
そうなのか、登山家は「うお〜〜〜!あの山登ってみたい!」よりもっと根源的に深いところで
山に登らずには、その命をうまく維持することができない、のかもしれない。
身体の資質・・・。山登り。
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ってそれ、選ばれた人への神様の贈り物なんだろうな。
川村 かなえ (Kanae Maria Kawamura)さん、ほんとうに深く広く人間の生きるを見せていただきました。
すばらしい本をありがとう〜!!
繊細さを持つ方で
自然や山が好きな方、
よかったら読んでみてくださいね。