企画力の高い、広告デザイナー?! ~~マグリット展に行ってきました | 頭で悩むより、神経系から整える。人と心がもっと愛おしくなる話

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人が前に進めないとき、身体と神経系では何が起きているのか?東京藝大卒・元ソニーミュージックディレクターの皆川公美子が、独自の「BMS(心身相関)」視点で人の心と感性の世界をマニアックに紐解く探求ブログです。

クミシュラン 皆川公美子です。



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この美術館は、国立、というだけあって、

いつもでっかい展覧会をやっています。

音楽でいうメジャーオーケストラ。

原美術館などの、マニアックな室内楽のような美術館は大好きですし、

それはそちらの楽しみがあるのですが、

国立新美術館はとにかく後援がいっぱいついて、

宣伝費が潤沢で、いろんな雑誌や駅のポスターで動員に命かけてるところがあるので、

たいてい混んでいる!

マグリット展もどんなに混んでるのかしら~とおそるおそる行きましたが、

ルーブル美術館展のほうにたくさんの人が詰めかけていて、

そこまでではなかったです。(4月16日現在)

でも会期が後ろになるほど混んでくるのは、

このような大規模展覧会の常ですので、

行かれるかたは、どうぞお早目に!

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若いころからマグリットが好きで、
絵はがきなどもたくさんもってるし、
洋書の画集ももってるし、
とにかく、何か惹かれる、何か気になる画家の代表でした。

ホンモノはどんななんだろうな~と思いながら、
楽しみにしていました。

いくら画集で見ていても、印刷されたものからは、作家のエネルギーは
伝わりません。
ホンモノの(もしも贋作であったなら、贋作作家の)エネルギーが
伝わってくるのが楽しくて、
私は絵を見に行くと言っても過言ではありません。

カラフルで少女っぽい絵だとしても
ホンモノの前にたつと、違うかんじだったり。。。

そんなことを考えながら、展示室に入りました。

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マグリットは広告デザイナーとしてかなりの年数、働いています。

デザイナーというのは、発注主がいて、
当然のことながら、こういう条件で、こういう要素を入れて、、、
という「枠」があります。

マグリットはそういう枠があったほうが絵を描きやすかったのかな、
と思いました。

斬新なアイデアによって
恋人同士が布をかぶったままキスしていたり、
鳥がlくりぬかれたカタチの空になっていたり、

それはアイデアであります。

アイデアを自分の枠として設定して、
絵を描く。

それがマグリットのスタイルだったのかなと思いました。

アーティスト、デザイナーの境目はどこにあるのかあいまいですし、
両方やっている人もいるし、
マグリットはアーティストではない、という気はないのですが、

それでも広告デザイナーだったのだろうなと思うのです。



エネルギーが軽くって、
(分厚くなくて)
が====んと来る感じではないので、
全く疲れることなく
大量の絵を鑑賞することができました。


ライトな体験だった。

そんな読後感(?)です。

それにしても自分が年齢を重ねることで、
画家に対する感じ方もすごく変わるなあと思いました。
20年前と今と、
あきらかに違います。
絵をみるということは、鏡を見るのと同じなのかもしれない。

展覧会概要

All Images © Charly Herscovici / ADAGP, Paris, 2015

《 恋人たち 》 1928年 油彩/カンヴァス
54×73.4cm ニューヨーク近代美術館
The Museum of Modern Art, New York. Gift of Richard S. Zeisler, 1998
© Photothèque R. Magritte / BI, ADAGP, Paris / DNPartcom, 2015

《 野の鍵 》 1936年 油彩/カンヴァス
80×60cm ティッセン=ボルネミッサ美術館
Museo Thyssen-Bornemisza, Madrid
© Photothèque R. Magritte / BI, ADAGP, Paris / DNPartcom, 2015 ※東京展のみ出品

《 光の帝国 II 》 1950年 油彩/カンヴァス
78.8×99.1cm ニューヨーク近代美術館
The Museum of Modern Art, New York. Gift of D. and J. de Menil, 1951
DIGITAL IMAGE © 2015 The Museum of Modern Art / Scala, Florence.

ルネ・マグリット(1898-1967)は、ベルギーの国民的画家であり、20世紀美術を代表する芸術家です。シュルレアリスムの巨匠として知られていますが、枠にとどまらず、独自の芸術世界を作り上げました。言葉やイメージ、時間や重力といった、私たちの思考や行動を規定する“枠”を飛び超えてみせる独特の芸術世界は、その後のアートやデザインにも大きな影響を与えました。日本におけるマグリットの展覧会は、1970年代以降何度か開かれてきましたが、本格的な回顧展は2002年以来、実に13年ぶりとなります。
ベルギー王立美術館、マグリット財団の全面的な協力を得て、世界10か国以上から代表作約130作品が集まる本展に、どうぞご期待ください。

会期
2015年3月25日(水)~6月29日(月)
毎週火曜日休館 ただし、5月5日(火)、5月26日(火)は開館
開館時間
10:00~18:00 金曜日は20:00まで
4月25日(土)は22:00まで
5月23日(土)、24日(日)、30日(土)、31日(日)は20:00まで
入場は閉館の30分前まで