お茶屋さんの中身を見学させていただきました。

お茶屋さんは、非日常。
そこに居合わすお客と芸妓がひとときの時間を共有する。
芸妓は茶屋という非現実的な空間に生きる存在です。
歌舞音曲の類はもちろんのこと、装いや小物選び、指先のふとしたしぐさに
気を配り、全身であでやかな美や粋を表現する。
時節のうつろいに合わせて、客の心を満たす教養を必要とする。
そしてお客は贅をつくした空間に遊ぶ、芸と美の後継者でもある。
客の側にも芸を解する力量が問われ、旦那衆は茶屋通いのために
自ら稽古事をする。芸をたしなみ、洒脱な心がなければ、芸妓が捧げる
優雅で粋な場面を楽しめるはずもなく、「野暮」とされる。
最上の客とされるのは芸妓を楽しませるほどの懐の広さを持ったものであろう。
最高の芸妓とは客に我を忘れさせるすべを身につけたもののことを言う。
《茶屋町で見つけた言葉》
芸とそれをはぐくんできたパトロン文化を
懐にいだく、加賀百万石。



























