※「大和福祉センター 田野の湯」は2024年3/30に閉館してます
2024年1月に行った山梨日帰りの軽い湯めぐりシリーズ、その1。
ようやく2024年の温泉話が始まりました!
この時はとある施設の閉館情報を聞き、思いついたように行ったんですよ。
閉館情報なので先にダイジェスト投稿しております。
その閉館することになった「田野の湯」がまず目的地。
甲州市の大和地区にあり、県道218号、通称「大菩薩初鹿野線」から少し入ったところ。
そう、大菩薩嶺に向かう途中に位置。
「田野の湯」は明治の頃からすでに存在は知られており、かつては宿があったそう。
閉業したその宿の一つを利用してできたのがこちらの施設。
10時45分頃に到着。
この日はゆるゆるとした行程だったんですわ。
大和福祉センター 田野の湯
大和福祉センターというぐらいで、こちらは実はデイサービスの施設。
閉館してデイサービスを利用されていた方は入浴以外にも困ってられるのではと思いを馳せてしまう。
ここからは営業していた時の話に終始します。
利用料金は山梨に多い、地元とよそ者の差が大きい体系。
ジモ300円に対し、よそ者の利用料金は610円。
受付時に名前などの記入が必要だった。
営業時間は9時半~16時半。日・月・祝が休み。
受付を見ると一瞬デイサービス利用客以外は入浴できないかと思うけれども、そんなことは無し。
浴場は階下。
階下でも地下ではない立地。
寛げるスペースはその階下に。
休憩室もある。
それでは男湯へ。
浴場は男女別に内湯と露天風呂。
先客は一人。
実は施設の前にはたくさんの車がとめてあったので混んでるのではと心配していたのだけれども、多くはデイサービスで使用する車のようでした。
脱衣所内には山梨の温泉施設によく掲げてある、源泉の科学的分析話のパネルあり。
その横の貼り紙を合わせて確認すると、どうやら最近の分析だと、数値的には温泉法の条件を満たさなくなっていたとのこと。
まあ数字のお話ですからねぇ。
湧出している源泉が尊いことに間違いなく、実際の体感が大事ということで。
なお掲げてあった分析書は平成10年とやや古いものだった。まだ甲州市にまとまる前で東山梨郡大和村と呼ばれていた頃。
それでは浴室内へ…これが満ちに満ちた湯気でどうにも不鮮明。
色味の補正をしたものの、どうにも画質が悪い状況に。最後なのに残念!
壁に沿って10人ぐらいは入れる長細い浴槽があり、入口側に洗い場が並ぶ構造。
カラン&シャワーから出るのは真湯・真水のように思えた。シャンプー類は設置あり。
それでは源泉のお話を。
無色透明な湯は源泉名が「田野温泉」。
源泉温度22.1度、pH10.3だが、先述した通り数値的には温泉法にひっかからないので泉質名は無し。
温度が25度以上あればアルカリ性単純温泉になるのだけれども仕方ない。
成分総計は0.106g/kg。
源泉は自然湧出で湧出量は53.1リットル/分。動力揚湯にて使用している。
そういえば泉質名が全くない状況のしっかりとした分析書を見たのは初めてかもしれない。
この湯を加温循環にて使用している。
基本はオーバーフローなし。
デフォでジェットあり。
メインの湯口の隣にあるホースは温度計につながるもの。源泉には関係なし。
写真↑手前の蛇口から出ているのは自由に出せる非加熱源泉![]()
これが何よりの値打ちなので、後ほどに。
先に湯口から。
勢いよく湯が出ているけれども加温循環の状態。
後ほど触れる、源泉が有する匂いは消失していた。僅かな甘味と僅かな塩味、そして薬っぽいニュアンスあり。
それよりもやはり確認すべきは非加熱の新湯状況の源泉。
温度計を忘れたのだけれども、体感で20度ちょいぐらい。
非加熱状況でくっきりタマゴ臭とタマゴ味![]()
僅かな甘味と僅かな塩味も検知。
喉に引っかかるような感じがあった。
膜を張るようなツルスベ感がしっかり![]()
泉質名はつかなくても、この温泉感は素晴らしい![]()
ここでひとまず露天風呂へ。
受付の際に、露天風呂はまだ湯が溜まってなくてぬるいですよと言われていた。
ああ、確かに湯は半分強しか溜まっておらず、確かにぬるい。
ただし循環する前で加温かけ流し?状況とも言えるかも。知らんけど。
露天風呂からの眺望。
山あいの雪のない冬の景色そのもの。
露天の湯口では僅かに消毒の塩素っぽい臭いがしたかも。
寝そべるように一応入浴して、内湯へ戻ります。
ここは非加熱の新鮮な源泉をしっかりいただかないといけませぬ!
ここで源泉の成分数値を抜粋。
陽イオンはナトリウム28.6mg、カルシウム1.6mg、カリウム0.5mg、アンモニウム0.2mg、アルミニウム0.1mg。
陰イオンはメタケイ酸41.9mg、炭酸水素12.2mg、硫酸11.0mg、炭酸3.7mg、水酸3.4mg、塩化物1.9mg、メタホウ酸0.5mg、フッ素0.2mg。
メタケイ酸やメタホウ酸は非乖離成分でなく陰イオン。
やはりpH10.3の高アルカリ性の特徴が一番出ているのでしょう。
もちろん浴びます。何度も浴びました![]()
アップの写真しか撮れてなかったので小さめにします。お見苦しくてスミマセン。
泉質名はなくても古来から大切に守られてきた源泉の魅力は十分に感じられた「田野の湯」。
この源泉は現在どうなっているのかなぁ。自然湧出だから垂れ流されているのかどうか。気になるところです。
次は近所の未湯だった温泉施設へ。
大和福祉センター 田野の湯 ※2024年3/30に閉館してます
山梨県甲州市大和町田野77
0553-48-2747
入浴料 市内(甲州市・山梨市)300円 市外610円
9時半~16時半(受付16時迄)
<源泉名:田野温泉>
泉質名なし
22.1度
pH10.3
53.1リットル 自然湧出・動力揚湯
成分総計 0.106g/kg
無色透明
非加熱でくっきりタマゴ臭・タマゴ味あり
微甘味・微塩味あり
喉に引っかかる感じあり
膜を張るようなツルスベ感しっかり
加温循環・非加熱源泉は自由に投入可(内湯)
2024年1月入湯
※数値はH10の分析表より





























