目の湯、川の湯と野湯を続けた後、時刻的にそろそろ最後の立寄り湯を1つ決めることになった。
向かったのは霧島神宮のあたりに広がる霧島神宮温泉エリア。
時間がなくて霧島神宮には参拝できなかった。
霧島神宮温泉の湯として有名なのは、きっと泥湯でお馴染みの「さくらさくら温泉」であろう。
もちろん未なのだが、今後も人気の湯として入る機会もあるだろうから今回はパス。
他にも立寄れる宿はいくつかあるようだが、このときはもう蓬泉館、一択であった。
理由はご覧の鄙び加減と、やはりそちら系で秀でた(?)味わい深い大浴場だ。
霧島神宮温泉 蓬泉館
着いたのは16時頃。
前情報では早朝から遅くまで立寄り可のようだが、人気(ひとけ)がしない。
いくつか看板?パネル?はしっかり出ているが、これはずっと出しっぱなしのようである。
左側の色が飛んだ看板には「黒豚しゃぶしゃぶ、岩戸鍋云々…」とあり、料理メニューの紹介だ。
玄関前には他にも食事メニューが立てかけてあった。
はたしてこの食事が立寄りでもできるのか。
できたとしても、来訪の時間は食事時から大きくずれているから無理であろう。
玄関ガラス戸に貼り紙が。
おお、ちゃんと営業はしているようだ。
ただし家族湯、300円となっている。
あの味わい深い大浴場には入れないのか。。。
なかなか風格のある玄関ホールで案内を乞う。
どこかの部屋から女将さんが出て来た。
やはり立寄りは家族湯とのこと。
大浴場のこと、なぜ聞かなかったんだろう。
まあ考えようによっては家族湯の方がレアかもしれないので良しとする。
300円を女将に支払った。
堂々たる階段を上る。
次は狭めの廊下を移動。
曲がった先に家族湯の入口があった。
入浴中の札をかけつつ、中から鍵を閉められる通常の貸切タイプ。
扉の向こうは。。。
ほぼ一般家庭の浴場風景![]()
鄙び度はここにきて皆無となる。
浴場内も究極の家庭の風呂、ポリバス。
しかもわりとモダンなタイプ。
家族湯で間違いない![]()
この時点で家庭の風呂との違いは、バスタブの中にある一般の白湯ではつかない沈着であろうか。
湯は張ってなかったので自分で最初から張ることになる。
青いポッチ?の蛇口の方が源泉であった。
真ん中のメインのモダンな蛇口は加水用。
源泉は無色透明である。
浴場内はシステムバスらしい一人用の洗い場。
カランやシャワーは未確認。
源泉の温度であっという間に鏡は曇った。
おお、湯の色が黒灰色にすぐ濁る。
硫黄臭というより炭臭といったニュアンスのニオイがする。
焦げ硫黄ともまた違う、独特な香りだ。
僅かな酸味もある。
温度は61度を超えている。
アカン、この規模の浴槽だと加水なしではどうにもならない温度だ(^o^;)
残念だが仕方なく、盛大に加水。
なお、家族湯の周りには分析表が無かった。
後日調べた結果、大浴場と同じ源泉だとしたら源泉名「湯之野1号、2号、10号、13号」の混合泉。
源泉温度61度、pH5.5の単純硫黄温泉(硫化水素型)。
成分総計は0.2699g/kg。
温度の時点ですでに源泉の数値を越えており、大浴場の写真などを見ると透明か濁っていても白濁なのだが、硫黄泉は色が変わりやすいから一応同じ源泉と考える。
もし別源泉を家族湯だけに引いているとなれば超レアなのだが、確かめなかった。
※後日違っていることが分かったら訂正します
さて、湯を入れ始めてから20分弱、ようやく湯が満ちた。
加水の結果温度も適温。
もちろん盛大にオーバーフローさせる。
この状態で入浴したら床が洪水状態となり、脱衣所に流れ込みそうになって焦った(^o^;)
硫黄泉らしいスベスベ感がある。
炭、いや墨っぽい湯は塩原元湯の大出館以来か。
いや、あちらはもう少し墨ニュアンスが強かったかな。
栗野岳温泉「南洲館」の竹の湯をもう少し黒くして、アンモニア系を減らし少しあっさりさせた感じの方が近いかも。
最後ぐらいは加水を止めて。
小さな浴槽は元来好きな方だが、やっぱり激ゲロ鄙びと言われる大浴場にも入りたかったな~。
2017年10月の鹿児島の湯シリーズ、これにて終了。
長々とお付き合いありがとうございました。
後は空港までで飲食系ネタを少し。
次の湯シリーズは東北編~岩手・秋田・山形・宮城です。
お楽しみに~![]()
霧島神宮温泉 蓬泉館
鹿児島県霧島市霧島田口2442
0995-57-1171
立寄り入浴料 300円 (家族湯) ※時間は要確認
<源泉:湯之野1号、2号、10号、13号>
単純硫黄温泉(硫化水素型)
(弱酸性・低張性・高温泉)
61度(浴槽で61.2度)
pH5.5
成分総計 02699.g/kg
源泉で無色透明
浴槽で黒灰色濁り
淡炭っぽい硫黄臭あり
微酸味あり
スベスベ感あり
セルフ加水かけ流し
2017年10月入湯
※数値はH20の分析表より





















