共同浴場「仙気の湯」の後、もう一つ残していた共同浴場が結構遠い。
途中でお茶でも飲みつつ、1湯いただこうと選んだのが、喫茶や食堂営業もしている旅館「栄楽」。
飯坂温泉駅からもかなり近い場所にあるが、収容人数が10人ということだから旅館としては飯坂温泉の中でも最も小さい部類になるだろう。
元より小さな旅館は好きだ。
飯坂温泉 旅館 栄楽
ショーウインドー?には釜めしの釜が並ぶ。
名物らしい。
食事をとるつもりはなかったので、コーヒー300円をいただくことにした。
ランチもやってるし、2食付きで泊っても7000円+税である。
ご夫婦でやられており、モダンな感じの女将さんが出迎えてくださった。
珈琲はもちろん手で淹れてもらえるので、喫茶店らしい味わいを楽しめた。
途中から、脱サラして奥さんと共に飯坂に戻って来た息子さんが出てきて、入浴の前後に色んな話をうかがう。
さて、立寄り入浴料は500円。
浴場は男女の区別はなく内湯が1つのみ。
と言っても混浴ではなく、その都度貸切だったり、利用客の状況によって色々融通をつけるのかもしれない。
食事・喫茶スペースの奥を進み、一番奥にあたるところが浴場。
分析表などが掲示してあるスペースのさらに奥が脱衣所。
狭いがまあ実際の使用状況を考えると十分であろう。
では浴場内へ。
浴槽は3人ぐらいの規模だが、窓に面した角にあるからか、あまり狭い感じはしない。
浴槽も床もタイルで美しく、思わずニンマリしてしまう![]()
洗い場は二人用だが、カラン&シャワーは1組のみ。
無色透明な湯は、先の「仙気の湯」と同じ源泉「若竹分湯槽」。
なおこちら栄楽に掲げてあった分析表は平成7年と17年のものだったが、同じ使用源泉の仙気の湯で平成23年のものが掲げてあったので、数値は平成23年のものを参照する。
基本的に完全かけ流しで使用されている![]()
さらに、多くはないが床にも源泉が投じられているではないか↓。
浴槽からのオーバーフローと相まって、床がヒタヒタ状況に。
大好きな戸倉国民温泉を思い出した![]()
仙気の湯のおさらいになるが、源泉温度60.2度、pH8.7のアルカリ性単純温泉。
成分総計は0.7894g/kg。
浴槽内の温度は43.8度。
やや熱めだが飯坂では適温のレベルになるだろう。
実際、湯が実に新鮮なこともあり、非常に好感度の高い湯だったのだ![]()
淡い芒硝臭と淡い塩味があった。
湯口を上からみると、溢れ出るように湯が注がれているのがわかる。
そこの温度を測ってみた。
52.2度。
引湯を考えると、かなり新鮮な状態であろう。
源泉はさらに浴槽の底からもおそらく投じられていた。
細かな黒い湯の花が舞っていた。
スベスベ感がこの日今まで一番しっかり感じられた。
いやいや、予想をはるかに上回る極上の湯![]()
共同浴場もよいが、やはり丁寧に宿の湯を巡るとこのような出会いがある。
導専の湯、仙気の湯と同じ源泉だが、比較するとぼくはここ栄楽の湯が一番気に入った。
いつか泊まって食事と共に再びゆっくり湯も味わいたいと思った![]()
飯坂温泉 旅館 栄楽
福島県福島市飯坂町十綱町9
024-542-2661
立寄り入浴料 500円
<源泉:若竹分湯槽 (大門源泉・筑前源泉・一本松源泉・新19号源泉・24号源泉・馬場源泉・八幡内源泉・公民館源泉)>
アルカリ性単純温泉(アルカリ性・低張性・高温泉)
60.2℃
pH8.7
成分総計 0.7894g/kg
無色透明
淡芒硝臭あり
淡塩味あり
細かな黒い湯の花あり
しっかりとしたスベスベ感あり
完全かけ流し
2017年3月入湯
※数値はH23の分析表より




















