ホテル鷺乃湯の後、上諏訪駅まで戻る。
雪がかなり強くなってきており、道に積もる量もかなり多い。
諏訪大社の上社本宮に近い「宮の湯」はこの日の湯めぐりでは外せない湯なのだが、さてどうやって行こうか。
車なら何の問題もないが、この日は18きっぷと徒歩の旅。
諏訪大社へ向かうバスはあるが、時間が全く合わない。
とりあえず最寄り駅の茅野駅まで行きあれこれ策を練るが、考えても仕方ない。
距離は3~4km。
タクシーを使うか、歩くか。
18きっぷの旅なのにタクシーを使うのは何か日和ったみたいで腹立たしい(^o^;)
よし、歩こう。
…これがキツかった![]()
雪用の靴にせず、軽いスニーカーにしてしまったのが最大の敗因。
程なく足先に感覚が無くなった。
何度も心が折れかけたが、最終的には冷え切った身体をどうにか温めたい本能的な渇望のみで足を運ぶ![]()
諏訪大社に参拝する気力も残ってなかったm(_ _ )m
ようやくたどり着いたら、女将さんが敷地内の雪かきをしているところだった。
上諏訪温泉 宮の湯
温泉旅館となっているので宿泊もできるのだろうが(過去形かも)、基本的に共同浴場として利用されているようだ。
14時からの営業のため、この順番での訪問となった。
入口で男湯と女湯が分かれており、すなわち番台形式。
ドアを開けるとすぐに脱衣所となる。
入浴料は400円。
先の女将さんに直接支払う。
貸し切り状況で入れそうだ。
温泉の神様に報われた気分![]()
縦長な浴場は左右に洗い場が並び、奥にメイン浴槽。
入口側に後述する小浴槽がある。
洗い場にはシャワーはなく、石鹸類も設置されてない。
カランについても後述。
天井は湯気抜きがしっかりとられており、この時期にしてはクリアな浴場写真が撮れた。
無色透明な湯は第1、第2、第3源湯の混合泉。
源泉温度62度、pH8.9のナトリウム-塩化物泉。
溶存成分総量は1.147g/kg。
基本的には浴槽内から投入されている。
さらに浴槽外からも源泉が投入できる蛇口の湯口が2つある。
セルフで自由に投入量を変えられる。
右からは熱い混合泉がそのまま出るので、ぬるければこちらで足せばよい。
香りはあまりなく、淡い塩味、僅かな甘味とほろ苦味がある。
左から出るのは冷たい(ぬるい)湯なのだが、これは真湯でなく別源泉。
その源泉こそ浴場の名前「宮の湯」の名を冠する、明治からある源泉なのである。
この源泉は入口脇の小浴槽(後述)のほか、洗い場のカランやトイレの水にまで使用されているとのこと。
ツルスベ感が心地よい![]()
湯使いは2種源泉で完全かけ流し。
糸状の湯の花が結構あった。
洗い場のカランは、赤い方が熱い混合泉。
青い方が冷たい宮の湯。
何たる贅沢![]()
冷え切った身体を存分に温めまくった![]()
帰りを考えるとげんなりだが(^^ゞ、とりあえず目の前の至福を堪能。
のぼせそうになると活躍するのが、入口脇にあるもう一つの小浴槽。
一人がやっと入れるぐらいの小ささで、やはり無色透明の源泉「宮の湯」がそのまま完全かけ流しで投入されている。
こちらの源泉は昔の分析表が掲げられているだけで、最近の数値は不明だが、明治の表によると単純温泉で源泉温度は28度。
飛び散らないようにするためか、湯口の古い蛇口から塩ビ管で水面ぎりぎりまで延長されている。
オーバーフローは左に見える穴から排出される。
はっきりとしたタマゴ臭とタマゴ味が素晴らしい![]()
僅かにほろ苦味もあった。
しっかりとしたツルスベ感も極上![]()
もちろんメイン浴槽との交互入浴を繰り返したことは言うまでもない![]()
ちなみに浴槽手前にある板状のものは、風呂椅子。
高さを極端に低くしている。
駅までの行程を考えると出るのが嫌になり、次のお客が来るまで1時間近く過ごした。
その結果、最後に予定していた下諏訪のもう1湯(夕方からの営業)は断念(;^_^A
でも十分な満足感があった![]()
諏訪エリア、次回は暖かい時期に訪れたい。
上諏訪温泉 宮の湯
長野県諏訪市湖南1612
0266-52-5008
入浴料 400円
<源泉:混合泉(第1、第2、第3源湯の混合泉>
ナトリウム-塩化物温泉(アルカリ性・低張性・高温泉)
62℃
pH8.9
溶存成分総量 1.147g/kg
無色透明
ほぼ無臭
淡塩味、微甘味、微ほろ苦味あり
ツルスベ感あり
糸状の湯の花あり
完全かけ流し(宮の湯の投入もセルフで自由)
<源泉:宮の湯>
単純温泉
28℃
無色透明
タマゴ臭あり
タマゴ味、微ほろ苦味あり
しっかりとしたツルスベ感あり
糸状の湯の花あり
完全かけ流し
2016年3月入湯
※数値はH17の分析表より(混合泉)



















