湯シリーズ再開。
まだ2016年の3月の話。
このときは超久しぶりに青春18きっぷを購入。
日帰りで3つの湯旅に出かけた。
どれも楽しかったんですわ…天候的にキツかったのもあったけど![]()
まずは熱海と伊東シリーズから。
電車で熱海温泉に向かった方なら、商店街を抜けたところで出会うレトロな宿をチェックしたって人も多いであろう。
昭和13年に開業の、その名も竜宮閣。
気になりつつずっとスルーしてきたのだが、よし立寄ってみるか。
浴場は貸切使用。
素泊まり、朝食付き、二食付きなど選択できる。
そして御休憩とあるように、立寄り入浴もできるのである。
ちなみに隣にある「三景荘」もレトロアピールが高いが、このときはスルー。
別の機会に立寄ろうとしたが、フラれてしまった。
熱海温泉 「竜宮閣」
着いたのは11時前。
待たずに立寄り入浴が可能とのこと。
立寄り入浴料は1000円。
外観はレトロだが、しっかり熱海価格。
この料金で今までスルーしてきたとも言える(^_^;)
今回は腹をくくって、漱石を投入だ![]()
浴場は大小2つあり、どちらも貸切使用。
どちらでも選べるが、基本的に両方入れるわけではない。
より源泉を味わいたいため、小さい方の浴場を選択した。
脱衣棚は潔く二人分。
浴槽を見たらそれ以上は無理であることが一目瞭然であった。
浴場も浴槽も小さい。
しかし窓が大きいため、圧迫感はない。
一人で入るには何とも居心地のよい浴場なのである![]()
桶や椅子は二人分あるが、カランとシャワーは一人分。
しかし洗い場の面積は狭いわけではない。
では浴槽を観察。
源泉のみが注がれ、水の蛇口は無い。
オーバーフローの量は多くは無いが、浴槽のサイズを考えると十分であろう。
完全かけ流しである![]()
年季は入っているが、タイル浴槽が何とも美しい。
透明系の湯が映える![]()
源泉の話の前に、さらに目がいくものが2つ。
まずはタイル画。
タイル画は壁に向かい合って2つあるが、浴槽側にあるのが鯉。
反対側は富士山…最初の浴場写真を参照あれ。
もう一つが女性の像。
由来は分からないが、浴場一番のアクセントになっている。
使用源泉は熱海93号泉・福々温泉。
源泉温度76.7度、pH8.0の弱アルカリ性のカルシウム・ナトリウム-塩化物温泉。
この高温の源泉を加水なしでかけ流しているのは素晴らしい。
浴槽レベルでけっして熱すぎることはなく、41~2度とちょうどよい![]()
またこの源泉、現在入浴で使用しているのはここ「竜宮閣」だけのようであるのも値打ちあり![]()
※源泉は商店街の中にある手湯などでも確認できる
ごく僅かに磯の香り、石膏のニュアンスが感じられる。
マイルドだが苦味のある塩味が熱海の湯って感じだ。
成分総計は5.540g/kgと、思ったより多かった。
湯はほぼ無色透明なのだが、ごく僅かにささ濁りがあるかも。
スベスベ感があるが、僅かにキシ感もある。
9:1ぐらいか。
一人で入っておさまりが良すぎる浴槽だ![]()
1000円は確かに安くないが、使用源泉・湯使い・浴場の雰囲気ともに十分価値があると言えよう。
もう一つの浴場も観察だけさせてもらった。
脱衣篭が4人分と、倍の規模。
そして浴場、浴槽も魅惑的であった。
浴槽の美しいカーブにうっとり![]()
タイル画も宿の名前入りだ。
竜宮閣だけに、浦島太郎だ。
対面のタイル画は艶めかしいぞ![]()
洗い場も浴槽に見合った広さがある。
使用源泉は同じ。
湯使いももちろんかけ流し。
こちらの浴槽にも時間をかけて入ったみたいと思わせる。
湯ヲタならやはり外せない宿、湯であろう。
惜しみなく漱石を払って入るべき![]()
熱海温泉 「竜宮閣」
静岡県熱海市田原本町1-14
0557-81-3355
立寄り入浴料 1000円
<源泉:熱海93号泉・福々温泉>
カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
76.7℃
pH8.0
成分総計 5.540g/kg
ほぼ無色透明~微々ささ濁り
微磯臭、微石膏臭あり
マイルドな苦塩味あり
スベスベ感と少しのキシキシ感あり
完全かけ流し
2016年3月入湯
※数値はH19年の分析表より























