湯元山荘 湯ノ口温泉 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

2015年5月の紀伊半島の湯シリーズへ戻る。

温泉の他にグッとくるものの一つにあるのが特殊軌道
特殊軌道って何ぞやと思われた方、画像検索とかしてみてください。
その中の一つがトロッコと呼ばれる狭軌の鉄道。
トロッコに乗って行く温泉としては、黒部峡谷鉄道とその沿線の温泉が有名であり、ブログを始める前に何度か行っていたのだが、他には今回訪れる湯ノ口温泉がある。

特殊軌道は元来乗客による収入を目的としていない。
黒部峡谷鉄道は黒部ダム工事のために敷設され、この湯ノ口温泉のトロッコは紀州鉱山の採掘のために敷設された。
鉱山が閉山した後に、観光用に残されたと言うわけだ。

黒部峡谷鉄道の沿線の湯(黒薙温泉や釣鐘温泉、祖母谷温泉など)は鉄道以外の交通手段が基本的にないのに比べ、湯ノ口温泉は道路が通じている。
今回湯ノ口温泉へ行くにあたり、基本的に車移動をしていたのにも関わらず、ぼくひとりだけでもトロッコに乗りたかったのだが、誠に残念ながら往復とも時間が合わなかった


と言うわけで、駅と車両の観察だけ。
まずは麓側が入鹿温泉「瀞流荘」側にある瀞流荘駅(実際は帰りに寄った)。



駅舎は地味だが、ホームは開放的でなかなかグッとくる。



車庫も観察。


おお、なんてカワイイ

この客車を引っ張る機関車も遊園地のそれ並に小さい。



鉱山で運用していたときは架線から電力をとっていたらしいが、現在はバッテリーカーである。

さて我々は車で目的地へ移動したのは先述の通り。



トロッコに乗ったら、軌道はほとんどトンネル内らしい。
沿線の景色を楽しみたいなら車の方がよい(と負け惜しみ)。

トロッコに乗ったなら着く駅が、湯ノ口温泉駅



ここから目的地の「湯元山荘 湯ノ口温泉」はすぐそばである。

その前に看板で予習。



元々長く湯治場としての温泉として営業をしてきたが、この看板にあるように、現在は新しい源泉に変わっているのだ。
それにより建物も完全にリニューアルされた。



旧源泉と旧宿舎には間に合わなかった…湯治用のポリバスにドバドバ家族風呂?にぜひ入りたかったのだが、それも間に合わなかった。


湯元山荘 湯ノ口温泉




看板もピカピカである。
立寄り入浴料は540円

男女別に内湯と露天風呂がそれぞれあり、また貸切風呂も別途ある。
湯治場としても継続できるように、バンガローや自炊場付ロッジ、コテージも新築された。
風呂は本館の浴場、すなわちこれから紹介する浴場を使用する。



リニューアルされても源泉かけ流しは守られているようでよかった



少しの先客はいたが、平日の昼間はさすがにのびのびできそうである。



かけ湯もかけ流し
湧出量は1200リットル/分(供給量は320リットル/分)もあるらしい。

それでは内湯・大浴場より。


プールの用に広く、湯は僅かに黄色ささ濁りといった程度。
源泉温度45.7度の「新湯ノ口温泉」が完全かけ流しにて使用されている。
源泉は一度貯湯してからの供給のため、季節によっては加温することもあるとのこと。



洗い場も広く、カランの数も多い。


泉質はpH8.0ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
淡いタマゴ臭淡いタマゴ味がある。
僅かな金気味淡い塩ダシ味もあった。



それほど特徴的ではないもののスベスベ感がある。



湯口付近では多量の泡付きも確認できた
なお泡付きは他の浴槽では確認できなかった。

露天エリアに行き、まずは深い立湯から。


使用源泉は同じ。
深い分、いくらか色味がやや濃く見える。



湯口には赤茶色の沈着もあった。
石の湯口ならではで、木の湯口だとこのあたりは確認しにくい。

ちなみに成分総計は1.39g/kg
第一鉄イオンは1.1mg。



もちろんこちらもしっかり完全かけ流し使用



浴槽自体は広くないが、やはり深いと入り応えがあってよい。

次に露天エリアのメイン、露天風呂


立湯もそうだが、こちらも完全に屋根がある。
とは言え敷地が広いため、開放感はなかなか。



逆側から見ると、奥に見えるのが立湯である。



湯口にはやはり赤茶色の沈着が。
ちなみに湯口はここだけではなく、浴槽内からも投じられていた。



初めての湯ノ口温泉体験としては、新しい施設だが基本的に完全かけ流しだし、まあ近代的にコントロールされてるっぽいところもあるが、けっして悪い印象はない。
ただ同行の旧施設に行った湯友によると、旧施設の方が源泉ダイレクト感があったようである。

貸切風呂は60分で1080円のため、今回は見学だけ。



浴場は2つあり、一つは空の状態。



もう一つは半分ぐらい湯が張られていたが、写真で見た昔のポリバスにドバドバ感とは遠いものがあった。

三重県の中でもなかなかアクセスは遠いところにある湯ノ口温泉
源泉は個性があり、湯使いもよく、リニューアルしても湯治にも対応できる。
旧施設、旧源泉のときに確かに来たかったが、今でもトロッコという楽しいアトラクションもまだ残っているし、なかなか貴重な施設だと思った。




湯元山荘 湯ノ口温泉

三重県熊野市紀和町湯ノ口10
0597-97-1126
立寄り入浴料 540円


<源泉:新湯ノ口温泉>

ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉

45.7度
pH8.0
成分総計 1.39g/kg
1200リットル/分(供給量320リットル/分)
1405m掘削・動力揚湯・貯湯してからの使用
ほぼ無色透明~微黄色ささ濁り
淡タマゴ臭あり
淡タマゴ味、淡塩味、淡ダシ味、微鉄味あり
スベスベ感あり
完全(季節によっては加温)かけ流し

2015年5月入湯

※数値はH20の分析表より