まあ2015年4月末のこの旅ではすでに30湯以上入ってるし、もう十分に満足

そして最後に向かった湯は那須の中でも異色の鉱泉宿。

気持ち良い高原の道路を窓全開で走る
別荘地を縫うようにして、やがて目的地の目印を発見。

那須の別荘地の奥、地図を見ても非常にわかりにくいところにあるのが、目的地の柳沢鉱泉「清水屋旅館」だ。
ナビを見つつ、看板をチェックしつつ。。。
何とか迷うことなく到着

宿の前は池のある庭を囲んで、ロータリーのようになっている。
建物はシンプルな平屋に見えたが、そうではなかった。
柳沢鉱泉 「清水屋旅館」
来訪を告げる前に、玄関先の女将さんからごく自然に話しかけてきた。
庭の開花情報である
世間話のような時間を少し楽しむ。

よく見ると、いやよく見なくてもとても手入れされていることがわかる。
色んな木と花の話を聞いたが、すみません、覚えきれませんでした(^_^;)
さて、それではお風呂をいただこう。
浴室は1つしか使用してないため、基本的に1グループ貸切で使うようだ。
立寄り入浴料は400円。
時間が止まったような空気の館内。
とても落ち着く。
では浴室へ。

そういうわけで、もちろん独り占めの貸切使用。
明るい陽光の刺す浴場は、堂々たるタイル床は浴槽の規模にして十分な広さ。
その浴槽ではこのエリアでは珍しい色の湯が湛えられていた。
こちらの湯と言えば、パリパリしたカルシウムの膜を割りながらの入浴を期待していたのだが、先客が入ってから時間が経ってなかったようで、残念ながら一面に膜が張るといった状態ではなかった。
洗い場はシンプル極まっており、シャワーはない。
床の沈着が成分の豊かさを物語っている。
さて、そこに張られている湯は、源泉名「柳沢鉱泉」。
源泉温度6度のマグネシウム・カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉。
pHは6.4の中性で、成分総計は2.452g/kg。

楽しみにしていた膜は、ご安心ください、少ないながら白く小さく張ってます
これが一面に張りつめた様はやはり見てみたいなぁ…そしてそれをピシっと割って入浴したいなぁ
膜てなくてもこてこての析出物もしっかり。
色んな成分が入っているけど量はそれほど多くないため、析出もかなり時間がかかったものだと思われる。
析出物形成に欠かせない遊離二酸化炭素は601.1mgと、なかなかの多さだ。
源泉は奥の蛇口から自由に足すことができる。
ただし6.3度と温度が低く、加温方法も加熱したワイヤーによるもので急な加温ができないため、源泉入れ過ぎには注意。
循環はしてないセルフかけ流しだが、そういうわけで基本は溜めてある状態だ。
粉っぽい、淡い薬臭のような香りがある。
炭酸と鉄分系、そして重曹系が混ざった感じなのか、甘味がある。
そしてマグネシウムやカルシウムによると思われる微妙なほろ苦さもあり、インパクト系ではないが、なかなかに複雑。

源泉の色は無色透明。
炭酸の清涼感も少しあったような…ただしシュワシュワ感はなかったかな。

浴槽では黄茶オレンジ色に約25cm程度の濁り。
表面に上記の白い膜が浮いている。
茶色の湯の花も舞っていた。
そしてスベスベ感も感じられた。
炭酸水素イオンは900mg。
那須には貴重な鉱泉宿。
入り応えがあり、浴後はなかなか汗が引かなかった。
また来たいなぁ…一面の膜を狙って
これにて2015年4月末の湯シリーズ、終えます。
最初がここだから、例によって寄り道記事が多かったとはいえ、またまた長々とお付き合い、ありがとうございました。
またちょっと寄り道して、また次の長大なシリーズを始めます…あの源泉垂れ流し群をどうブログで扱えばいいだろう・・・
柳沢鉱泉 「清水屋旅館」
栃木県那須郡那須町大字高久乙1894-20
0287-78-0703
立寄り入浴料 400円
<源泉:柳沢鉱泉>
マグネシウム・カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉(中性・低張性・冷鉱泉)
6.3度
pH 6.4
成分総計 2.452g/kg
源泉で無色透明
浴槽で黄茶オレンジ色約25㎝濁り
粉っぽい淡薬臭あり
甘味、微妙なほろ苦味あり
スベスベ感あり
加温・セルフかけ流し
2015年4月入湯
※数値はH13年の分析書より












