ここに個人的に未湯だった温泉銭湯が1つある。
明石の有馬温泉の別名を持つ「恵比寿湯」。

阪神間の温泉銭湯も基本的にそうだが、住宅地の中に突然ある感じだ。
昔の姿は分からないが、現状では完全にビル銭の外観。

ここに療養温泉はおろか、高張性のガッツリした源泉が湧くと言う。
天然療養温泉 「恵比寿湯」
入浴料は銭湯料金の420円。
訪れた時間は16時過ぎ。
年の暮れに色んなものを洗い流したい地元の人で、それなりに賑わっている。
内湯の大浴場エリアは込み合っていたが、そこは温泉は使用されてない。
露天エリアのみの使用である。
と言うわけで大浴場エリアの写真は無し。
いきなり露天風呂から。
露天風呂エリアには源泉温度27.8度の源泉「湧昇の湯」をそのまま完全かけ流しで投じている浴槽と、加温して使用している浴槽の2つがある。
さすがに外気が寒いからか、露天エリアは混んでなかった。
ではまずメインの源泉浴槽より。

赤茶色の沈着が壁や浴槽、床に見受けられるが、源泉浴槽自体は白くやや濁り状態。
数人が入れるぐらいの大きさで、先述のように27.8度の源泉が完全かけ流しにて投じられているが、源泉温度はもっと低く…20度以下に感じた(^_^;)
冬の冷鉱泉の経験値を増やしているため、おそらくその感覚は間違ってないはず…真相は分からないが

源泉は勢いよく投じられ、かけ流し量もしっかりあって素晴らしい
その源泉は含鉄-カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉。
成分総計は18.11g/kgと高張性。
pHは6.0の中性。
掘削・動力揚湯の湧出量は170リットル/分ある。
鉄(Ⅱ)イオンが33.1mgとしっかり。
カルシウムイオンも3248mgある。
ナトリウムイオン2654mgの他、マグネシウムイオンも332.9mgとなかなか。
陰イオンでは塩素イオンが断トツの10000mg超だが、硫酸イオンは少なく、炭酸水素イオンが705.4mg…この総計だと目立つ量ではない。
遊離二酸化炭素が359.6mgあるが、炭酸はほとんど感じられなかった。
金気臭と僅かなタマゴ臭がある。
分析表ではアブラ臭があるとなっていたが、感じられず。
鉄味と淡いダシ味があった。
意外なのは塩味がほとんど感じられない。
苦味も記憶に残っていない。
浴感的にも高張性のガッツリ感という感じではなかった。
もちろん相当に複雑な源泉であることは間違いないが。
そしてキシキシではなくギシギシ感
それもかなり強烈
たまにはそんな浴感もよい
それでは加温浴槽の方へ。

こちらは湯が完全に赤茶色に濁っている。
赤茶色の沈着も激しい。
こちらは加温して循環。
残念ながら消毒の塩素臭もした。

それでも寒い時期には特に貴重な加温浴槽。
しっかり温まる湯であった
源泉と加温のそれぞれ浴槽を交互に何度も入ったことは言うまでもない。
この後は2014年の締め湯ともなる、神戸市の極上温泉銭湯へ。
その浴槽にてもう一人のメンバーと待ち合わせである
天然療養温泉 「恵比寿湯」
兵庫県明石市貴崎4-6-12
078-922-4978




