※湯抱温泉「日の出旅館」は2016年12月に閉業しました
2014年10月末、個人的に悲願の湯抱温泉シリーズ(^o^;)
美味しい昼食付で入浴した「中村旅館」。
唯一日帰りのみで受け付けてくれた「神湯なかだ」。
そして最後は、現状でのみ不可、宿泊しないと湯に入れない「日の出旅館」。

宿泊も現在は素泊まり設定はなく、2食付のみ(要確認)。
源泉に特化した旅を続ける我々であるが、当然食事は摂らねばならない。
そしてこの宿の食事の評判もなかなか高いのだ。
ならば腹をくくって、ここはしっかり2食付を満喫しよう
湯抱温泉 「日の出旅館」

宿は歴史を感じさせながらもしっかりリニューアルもされ、こじんまりしているがなんだかちょうどよい規模と感じさせる佇まい。
きっちり手入れもされ、おもてなしの精神はひしひしと感じる。
内容が多くなるので、宿の部屋や食事関係については別記事にすることにした。
まずは温泉編。
到着したのは18時半近く。
通常なら夕飯の時間だが、そこは女将が先にお風呂をどうぞと言ってくれた
浴場に向かう途中にある洗面所がグッとくる(翌朝の写真)。

湯が余るほど湧き、温度もしっかりある源泉なら色々浴槽があってしかりだが、そうでない場合は渾身の1浴槽があれば我々は十分なので意に介さず。

脱衣所はこちらもキレイさっぱり。
気持ちよい佇まいだ。
入浴時間はご覧の通り。
これは源泉温度24.5度の冷鉱泉を沸かして使用するため、仕方ない設定であろう。
浴槽は夜と朝で若干様相が違ったので、両方載せることにする。
まずは着いてすぐ向かった夜(18時半過ぎ)の浴場から。
何と言っても驚きの析出物…千枚田状態の床がスゴイ!
「中村旅館」のような押し出すような盛り上がりとは少し違うが、密度の濃い析出物がガッチリと形成されている。
足はかなり痛い
そしてこの日は最後の入浴から時間が経っていたのか、湯面には白っぽい膜が張っていた。
塩分の膜という説明があったらしいが、化合物の膜であろう。
単純にカルシウムの膜と思ってしまうが、その辺は専門じゃないので責任は持てず(^_^;)
浴槽に向かう湯口は3つ。
右は上にある加温スイッチを入れることで加温された源泉が浴槽内に投入される。
左はバルブを捻れば下の写真↓のように、まんまの源泉が出てくる。
真ん中は出てたり出てなかったりだったか…記憶が曖昧(^_^;)
はっきりしたら、加筆訂正します。
投じられている源泉は、泉質名としてはナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉。
ただし源泉の内容は泉質名よりも深い。
先に挙げたように源泉温度は24.5度と低いため、基本的に加温での使用。
源泉まんまの状態で入れる浴槽はない。
成分総計10.19g/kgの等張性の湯。
中村旅館の13g超の高張性には及ばないが、それでもしっかり濃い。
源泉は無色透明だが、浴槽で白黄茶緑色に濁り。
翌朝とは色が微妙に違うが、言葉にするのは難しい(^^ゞ

湯はやや薬臭がする。
仄かにヨウ素臭も感じた。
甘味と塩味があり、その甘味は炭酸成分からか、炭酸水素イオン所以か。
はっきりメモには残してないが、スベスベ感があった。
この日の宿泊は我々の他は男性2人客のみ。
女性がいないため、女湯は空だった。

夜はなぜか携帯で撮ったのだが、朝はデジカメで。
こちらの方がやはりよい写真だ
いくぶん白色加減が多いように見えるが、光線のせいかもしれまい。
朝も湯面には、膜まで至ってないが成分がしっかり浮遊していた。
かけ流し量は加温使用のためざんざんとまではいかないが、それでもしっかりあり、これがまんべんなく析出物を形成しているのであろう。
床はオーバーフローで常にひたひた状態であり、きめ細かな析出物が形成されやすいのかもしれない。
ちなみに遊離二酸化炭素は460.1mg。
シュワシュワ感や炭酸風味は源泉状態で淡く感じる程度。
甘味はかなり強く感じた。
炭酸水素イオンは1897.5mgとなかなかの数値だ。
源泉の力はしっかり感じられた。
ぜひ非加熱の源泉にも浸かってみたいものだ。
第3の湯抱の源泉を味わうことができ、廃業した宿の湯は仕方ないとして、とりあえず悲願の目的は達成。
クリーム色~赤茶色の見事な析出物に触れ眺めつつ、湯に浮く湯の花ならぬカルシウムの化合物と思われる白い浮遊物をまといながらの入浴は、湯好きには誠に応えられない喜びであった
次で紹介する食事と供に、ぜひ泊まってでも入ってもらいたい湯であること、間違いなし
湯抱温泉 「日の出旅館」 ※湯抱温泉「日の出旅館」は2016年12月に閉業しました














