本丸を攻める前に、少し外れたところに宿や日帰り施設が計3軒ある黄金温泉を目指した。
まず向かったのはお宿「金生舘」。
ちなみに手前の「朝日館」は、訪れた際も翌日の電話でも、立寄りは丁重に断られてしまった

黄金温泉 「金生舘」
大きなお宅みたいな建物の宿は、シブいというまでは古くなく、といって新しくもなく、なんだか懐かしい落ち着き感がある。
立寄り料金は300円と、羽根沢温泉に続いてお安い。
浴場は男女別。
それぞれ内湯と露天風呂がある。
露天風呂を売りにしているようだ。
では男湯へ。
幸いここでも貸切状態で入らせてもらえた。
扇形というか台形というか、数人ぐらいが入れるサイズ。
注がれている源泉はどれも同じ、黄金温泉の組合1号源泉である。
pH6.9のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉。
源泉温度は49.3度あるが、完全かけ流し。
写真では灰色に見えるが、源泉は透明。
浴槽で暗い黄緑色に20cmほどに濁っていた。
仄かな金気臭と、やはり仄かな炭酸の刺激臭がある。
淡いが炭酸味があり、重曹ゆえんと思われる淡い甘味があった。
浴感はしっかりしたスベスベ感。
先の羽根沢温泉のようなニュルニュル系ではないが、大変心地よい。
炭酸水素イオンは1282mg。
炭酸イオンはあまりなく、0.8mg。
成分総計は3.844g/kg。
さて、露天風呂には内湯の浴場から移動する。
ドアの向こうはもう1歩で浴槽だ
複雑な形の浴槽は奥の小浴槽と手前の大浴槽と2つになるが、繋がった配置。
全体的に屋根はあるが、開放感はそれなりにある。
この↑奥の浴槽の方に湯口があるため、小浴槽は熱め、大浴槽はぬるめとなる。
湯口近くではオレンジ色っぽい沈着が見られる。
内湯でもそうだったが、オレンジ色や茶色の湯の花を確認できた。
この熱い小浴槽が内湯を含めても一番状態が源泉に近いようで、炭酸のピリピリ感も感じることができた。
遊離二酸化炭素は649.5mgだから含二酸化炭素は名乗れないが、状態がよければ風味・浴感とも十分に感じられる数値だ。
湯口をバックにすると風情は無いが、効率よく湯口を配置するためにはこれでよい。
大きなぬるめ浴槽の方ではカルシウム(?)の膜が見受けられた。
また露天風呂の外側に湯口のようなものが見えるが、それは浴槽内には投じられてない。
これは遠景の滝を見立てたのか。
非温泉である。
ぬるめ浴槽は確かにぬるいが広々しており、濁り湯浴をのびのびと楽しめる。
帰り際に女風呂も見学させてもらった。
内湯はシンメトリーな感じで、ほぼ同じサイズか。
露天風呂もほぼ同じ規模であろう。
黄金温泉と言う名の湯は北海道(未アップ)と山梨に続く3湯目だった。
沖縄にもあるらしいが未湯。
山梨のそれが廃業してしまったので、こちらでは頑張って欲しい。
宿から出ると、湧水のように出ている源泉があった。
こちらは完全に無色透明で、温度も冷たいが、炭酸味とそれの酸味を感じる。
この源泉については、後に立寄るところで明らかになった。
黄金温泉 「金生舘」
山形県最上郡大蔵村大字南山2156-1
0233-76-2418
立寄り入浴料 300円



















