)宿、「初音旅館」。
宿泊客がいると立寄りを断るとも言われるこちら、ダメならしょうがないという気持ちで訪れた。
広めの敷地にひっそりと、でもしっかり直角に並ぶ2つの母屋。
では案内を乞うてみよう。
東鳴子温泉 「初音旅館」
出てきたのはご主人?
名物女将さんの話は聞いていたが、その息子さんだろうか。
とても感じのよい話し好きな方で、宿泊客がいなかったのであろう、立寄りはどうぞどうぞとのこと。
立寄り入浴料は400円。
湯めぐりチケットは使えない。
ちなみに館内・浴場は基本的に撮影禁止。
最初は知らずに撮ってしまってたのだが、他のお客がいないからよいとのことで許可を得た。
ありがとうございます。
ただし掲載は控えることにした。
よって館内写真はHPから限られた写真のみ。
文章から想像してくださいまし
シンプルながら味わい深いフロント、廊下、建物全体。
静寂でゆっくりとした時が流れている。
浴場へ行く前から、ここでゆっくり過ごしてみたいと思ってしまった。
洗面所もたまらんじゃないですか
広々としていて、木枠の窓から見える緑が優しい。
立寄り客が入れる浴槽は3つある内の1つのみ。
第参浴場である。
混浴というか貸切というか…表記を見るに、専用時間以外は混浴である。
脱衣所は2つに分かれているが、浴場への入口は1つだ。
その浴場内は息を飲むほど美しい。
半円のタイル浴場を囲む、三方の大きな窓。
窓から見える緑と青い桟、クリーム色の壁と床のコントラスト。
思わず湯に入るのを忘れて佇んでしまった
黒っぽく見える湯は、実際は淡く黄褐色透明といった感じ。
鷲の湯と元湯の混湯と表記あり。
分析表は昭和54年と古かったが、源泉温度48度のナトリウム-炭酸水素塩泉。
2つの源泉を季節に応じて混入割合を変えて温度を調節、完全かけ流しで使用しているとのこと。
この辺はご主人の説明による。
このときは2つある湯口の内、1つのみから湯が注がれていた。
で、その湯はアブラ臭がしっかり
アブラ味と、重曹泉らしい甘味もしっかり。
ツルスベ感がしっかりあり、浴場の素晴らしい雰囲気も相まって、もう出たくない
炭酸水素イオンは823.7mgで、メタケイ酸が221.4mgという数値が目立つ。
ここもやっぱりどうしても泊まりで来たいと思わせるに十分な浴場だった。
ちなみにこの浴場にはまださらに別源泉が引かれている。
それは、お馴染みのブルーのタライへ
かけ湯というか、上がり湯というか。
こちらの源泉は温度のメモが無いのだが、ほぼ無色透明。
淡い芒硝臭のようなものを感じた。
え、このタライを見て入らなかったのかって?
たとえもし入ったとしても、その姿はこの浴場にふさわしくないでしょう
ご想像にお任せしますが、このタライは入るための浴槽ではないので、よろしくお願いします
オマケで見学のみさせてもらった、別源泉使用のひょうたん型浴槽が美しい第一浴場の写真もHPから。
これと家族風呂は宿泊の際にゆっくりいただこう。
帰り際、ご主人に挨拶をしていると、買い物から帰ってきた女将さんがやってきた。
おお、背筋のしゅっと伸びた、キリっとしたオーラを発しているステキな女性だ。
いきなりあれこれ話がはずむ。
どうも昔は舞踏をされていたらしい…なるほどの立ち姿。
これはやっぱりゆっくりと泊まりで再訪しないと。
東鳴子、また泊まりたい宿が増えてしまった
東鳴子温泉 「初音旅館」
宮城県大崎市鳴子温泉鷲ノ巣90





