安達太良山を違う方向からアプローチし、沼尻温泉の元湯へ向かうコースがそれ。
一日で山登り系に2つ挑むという、自分としてはわりと無茶な行程だ

一般的に言われる沼尻温泉の宿は、以前は湧出地の近い所にあったが、現在はこの元湯から引き湯している。
同じ湯をさらに遠方まで引いたのが中ノ沢温泉。
中ノ沢温泉で6㎞ほどの距離だが、十分によい湯であったことは以前にアップした。
そんな沼尻温泉の元湯、車で行けるところまで行けば、歩く距離はさほどでもない。
ただしその入口にはご覧のような看板が。

1997年に硫化水素のガスにて登山者が亡くなったことがあった。
我々も命知らずではないので、このためにしっかりガスマスクを全員分用意してきたのである(`・ω・´)ゞ
硫化水素ガスは地面から数センチのところに溜まる。
風が吹けば問題ないが、風がないときが危ないらしい。
幸いこの日は適当な風がずっと吹いており、結果的にはガスマスクを使用しなくても大丈夫であった。
次のそのような場所アタックに持越しだ(`・ω・´)ゞ
さて、行程の始まりは例によって緩やかである。

太いパイプはもちろん沼尻温泉の送湯パイプ。
このパイプに沿うような形で登っていく。
そうこうしていると、途端に視野が開ける絶景ポイントがやってくる。

白糸の滝と呼ばれる硫黄泉の滝だ。
振り返ると、その硫黄泉の川がはるかかなたまで蛇行している風景に目を奪われた。
これらの風景を見に来るだけでも値打ちがあるのではないか
かつて硫黄を採掘していた施設などを横目に見ながらさらに進むと、湯畑のようになっているところがあり、送湯パイプが鉄道の軌道のように並んでいるところがある。
川の方に近づいて、さっそく入浴ポイント探し。
白濁だったり、青白濁だったりすることが多いようだが、この日は黄色に少し灰色が混じったような濁り方。
もちろん川の水が混入した状態である。

河原の岩にはこのようなペンキ書きがあり、少し緊張する。
風は十分に吹いており、ガスマスクがなくても大丈夫そうだ。
やがて先人が作った、浅いながらも立派な入浴地点を発見。

注がれている源泉は麓の宿の分析表によると、源泉温度が71.8度。
pH1.9の強めの酸性で、なんと10000リットル/分の自然湧出量である。
泉質は酸性-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉。
総計は3gほど。
硫黄泉と書いたし、昔は硫黄の産出地として栄えた沼尻温泉だが、泉質名には硫黄がつかないのだ…なんだか不思議。

川の水との混合がなかなか難しく、再訪であるイカれ旦那が湯守を買ってでた
さすが源泉湧出地だけあり、香ばしい焦げ硫黄臭がする。

レモンのような酸っぱさと、やや苦味を感じる。
多量の湯の花があり、泥と化していた。

スベスベ感もあり、何ともステキな野湯だ
足の裏を怪我しながらもはしゃいでいたイカれ電車と2shot。
そして最後はみんなで4shot。

やはり仲間と湯攻めをするのはこういうのが一番楽しいかも
帰りがてら、元の旅館跡と思われるところを発見。
入浴料 無料
<源泉名:沼尻元湯>
酸性-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(酸性・低張性・高温泉)
71.8度
pH1.9
成分総計3.002g/kg
10000リットル/分(自然湧出)
川水との混合で黄灰色濁り
焦げ硫黄臭あり
レモンのような酸味と淡い苦味あり
湯の花多数
スベスベ感あり








