10月の鳴子温泉郷巡りに戻る。
「越後屋旅館 」を後にして、今宵の宿がある東鳴子温泉方面に進み、湯沢川を越えたところにある看板。
こちら「高東旅館」にも寄ってみた。
最近改装したと思われる新しい建物だ。
川渡温泉「高東旅館」
旅館の玄関に高らかに掲げられている看板は源泉名「東五郎の湯」。
もちろん自家源泉である。
おのずと期待が高まる![]()
ちなみに旅の僧が訪れた昭和5年に僧の進めで掘ったところこの湯が湧き出たそうだ。
その僧侶が属する東川院の東と、こちら高橋姓の高をあわせて「高東旅館」と名づけたそうだ。
実は最初に訪れたとき、まだ湯めぐりチケットを持っていなかったため入れなかった。
ここは現金では立寄れないのである。
ご主人に立寄り可能時間を聞いたら16時までとのこと。
情報では15時までと認識していたが、それなら少し湯巡りできるなと思い、藤島旅館 でチケットを買い入浴、その後に越後屋旅館 に寄ってきたのである。
15時半過ぎに再度到着。
案内を請うと、「さっき間違えて16時って言ったけど15時までだったよ。でも今日はどうぞ」ということで、無事館内へ![]()
なかなか立派な玄関ホールだ。
チケット2枚(400円分)を納め、浴場へ向かった。
浴場入口は何とも家庭的![]()
当然のごとく貸切状態である。
浴室も新しくきれいである。
浴槽はカマボコ型。
マイルドで心地よい硫黄臭が漂う![]()
静かに源泉「東五郎の湯」が投じられ、その分だけ静かにかけ流されている。
源泉温度が57.2度あるため、湯量を絞って温度調整をし、完全かけ流しを実現しているのだ。
色はウグイス色~抹茶色といった感じ。
ほどよく濁っている。
日によっては緑色透明なこともあるらしい。
泉質は含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉。
かなり熱くてそのままでは入れない![]()
かなり大型のかきまぜ棒があり、加水をせずにそれで調整を試みた。
ダイナミックにかき混ぜていくと、底から大量の白い湯の花が湧き起こってきた!
写真では分かりにくいと思うが、湯の色に白みがかかった感じになる。
かき混ぜること1~2分、ようやく何とか入れる温度になってきた。
湯口周りの色の沈着がなかなかそそる。
淡い硫黄臭があり、淡塩味と淡タマゴ味。
やはり濁りはそれほど強くない。
かなり白色が差した状態になったが、加水せずにもかなり寛いで入れるようになった。
炭酸水素塩泉だけあり、スベスベ感もしっかりある。
ここでもまた川渡温泉の湯脈力を思い知ることになった。
風味が特に濃いわけではないが、全体的なバランスも素晴らしく、間違いなく名湯であろう。
川渡温泉「高東旅館」
宮城県大崎市鳴子温泉字築沢23-1
0229-84-7220
立寄り入浴料 現金不可・湯めぐりチケット2枚使用
<東五郎の湯>
含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉(低張性・中性・高温泉)
57.2度
pH7.3
溶存物質 1.196g/kg
ウグイス色~抹茶色にやや濁り
かきまぜると白みが混じる
白い湯の花多量
淡い硫黄臭あり
淡いタマゴ味と淡い塩味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
完全かけ流し









